中央区総合防災訓練視察という名の「特派員防災セミナーvol.1」
9/7(日)の午前中、晴海二丁目で開催された総合防災訓練を視察してきました。
わたくし観光特派員になったのは今年の4月からですが、何を隠そう7年前から「防災士」の資格を持っております。取得したのは2018年ですが、その前年の2017年から2025年現在まで丸8年その道のプロ(自称)として、居住している約290世帯のマンション(実は江東区在住です)の自主防災組織(災害協力隊)の隊長として運営しています。
地域指定の避難所である小学校の校長先生から依頼され、マンション防災の取り組みについて授業をした事もありました。
さて南海トラフ、首都直下と大地震が近い将来必ず発生するでしょう。
阪神淡路の時は火事や建物倒壊、家具の転倒で、東日本の時は津波でたくさんの人が亡くなりました。
大地震って確かに立っていられないほど激しく揺れます。でもただ地面が揺れるだけです。
地割れしてそこに転落でもしない限り、地面が揺れるだけでは怪我したり死ぬ事はありません。
周りにモノがあるから、それが原因で怪我や圧死してしまいます。
家庭内の取り組みとして、具体的には家具の転倒防止、窓ガラスの飛散防止、そしてそもそも室内のものを最小限にしておくとよいでしょう。
震源の位置にもよりますが津波も地震発生直後に襲ってくる事も少ないと思われます。
落ち着いて高台に避難すればいいだけです。
津波が迫っているというのに、速やかに高台に避難せず津波に飲み込まれ、たくさんの児童、先生方が亡くなった石巻市の大川小学校の悲惨な事象を教訓に・・
いくらテクノロジーが進化しても地震が起こらないようにする手段はありません。
先程記載したよう家具転倒防止など、「発災による被害を最小限に押さえられるようにする為の防災」、そして「被災後に電気、ガス、水道などのライフラインが止まった環境で生活を維持できるようにするための備え」。
その二つが一緒くたに防災って言葉に纏められてますが、それぞれ分けて考えた方が何をすべきか整理しやすいのでおすすめです 。
そして、「備え」もアップデートが必要です。
例えば、ロウソクとマッチを防災備品として準備している方いませんか?
大地震で被災した後、被災者がロウソク囲んで怖い話でもするんですかね。
現代において、香がないただのプレーンなロウソクって、基本お寺とかお墓、仏壇で使うものです。
ロウソクって明るくないですよ。そしてガス漏れでもしていたら火事や下手すりゃ爆発する危険もあります。
なので、モバイルバッテリーを普段から一個多く用意しておき、USBで接続できるLEDランプで照らしたほうがよっぽど明るいし、火事が起こる危険はないです。
他の例をあげると乾パン。古典的な防災食のアイテムです。
保存食なので普段は食べませんし、食べる必要もありません。
災害のための保存食みたいな防災コーナーに売っている食べ物ではなく、普段食べているレトルトや乾麺などを少し多めにストックしておけばいいだけです。
中央区観光協会のブログなのに、つい防災の事を真面目に書いてしまった。てへぺろ(使ったの2回目)
それでは会場の様子をレポート
開催案内チラシ
防災展示・体験ブース1
VRゴーグルかけて台所での大地震を体験できました。揺れは一回だけでなく、何度も襲い、食器や家具が転倒、室内がめちゃめちゃになり最後は天井が落ちたのか閉じ込められてしまいました。
防災展示・体験ブース2
中央区役所のブースでは簡易トイレを実演していただきました。
防災展示・体験ブース3
防災関連の協会や関係機関のブースがたくさん。
順番に周って説明して頂きました。
関連機関訓練の様子1
TOP画像が今回のメインイベントと言っても過言ではない消防署による一斉放水
そしてこちらは少年消防団による消火器訓練
関連機関訓練の様子2
倒壊家屋の壁を壊して救助訓練
中央エフエムも
特派員お馴染み、木曜日12時から放送している「Hello! RADIO CITY 」内「大好き!中央区」
関連機関訓練の進行アナウンスはJUMIさんが務められてました。
そして近くで番組表を配っていた女性スタッフに「特派員さんですか」と声をかけられました。わたくしのプロフィール画像にしてますが、収録時にスタジオで写真を撮って頂いた方だったかも。
自衛隊によるカレーの炊き出し
中央区長の挨拶
訓練後には区長や関係機関の挨拶
前日の様子
まさに嵐の前の静けさ
オフィシャル