2026 初午祭を彩る奉納旗 軽妙な笑いを誘う"地口行灯"
元佃エリアには、壱部(上町)に、住吉神社境内社の一つで明治2年に大伝馬町1丁目より遷座したと伝わる「入船稲荷神社」、弐部(下町)に、森孫右衛門一族が奉納した屋敷神が起源の「森稲荷神社」、参部(東町)に、玉垣の刻銘に元漁師町の面影を残す「浪除稲荷神社·於(御)咲稲荷神社」と、計3ヵ所4社の稲荷神社が鎮座しています。 初午祭とは、和同4年2月の最初の午の日、全国に約3万社とされる稲荷神社の総本山である京都伏見稲荷大社に祭神が降臨したとの故事に由来した、2月初午に斎行される稲荷神社の祭事です。 今年は暦通り、初午の2月1日(日) 10:00から、太鼓の音が響く中、参部、弐部、壱部の順で、住吉神社平岡宮司により、修祓式が執り行われました。 神前には、油揚げのほか、酒、海の幸、山の幸などの神饌が供えられ、前日、佃住吉講により整然と立てられた、神社前の幟、周辺の数多くの奉納旗が、風に閃き、青空の下 舟入堀に映り込み、風情ある景観を醸し出しています。 境内には、江戸時代に遡る風俗の「地口」(駄洒落の一種で、誰もが知る成句や芝居の台詞などを置き替えた言葉遊び)に滑稽な画を描き加えた、風刺とユーモアが融合した「地口行灯」が飾られています。「ゑん満舌の力もち(=縁の下の力持ち)「大竹のみ(=大酒呑み)」「かむろの月見(=鮪のすき身)」「傘へ穴あけ半でのいなり(=葛西金町半田の稲荷)」等々、軽妙な笑いを誘います。
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