チリの大型帆船エスメラルダ 晴海に寄港
10月22日にチリ海軍の練習船で世界最大級の帆船「エスメラルダ」が練習航海の途上、晴海ふ頭に入港しました。26日に出港する予定で、25日金曜日10:30~16:30に一般公開されます。
白い貴婦人 浮かぶ大使館
エスメラルダは、1954年にスペインの造船所で作られました。白い船体、帆と優美な船型から「白い貴婦人」と呼ばれ世界中の帆船ファンを魅了しています。また、これまで300以上の港に寄港し「浮かぶ大使館」とも呼ばれています。最近では2016年にも晴海に来ています。22日の公開日は雨模様の天気でしたが夕方には雨もあがり、親子連れなど多くの見学者が来ていました。士官や水兵さんもとても気さくで、記念写真などに応じてくれていました。
これは船首像といって元々は航海の安全を祈るためのものだったようです。現代の船からはなくなってしまったものですね。因みにエスメラルダのそれはコンドルでチリの国鳥だそうです。
晴海に来たエスメラルダに乗るのはたしか3回目だと思います。小学生の頃、父に連れられて見に来たのが最初と記憶しています。あれから40年以上経ってお互い年を取ったなぁ、などと感慨に耽ってしまいます。
夜は電飾が灯されて綺麗
夕方5時にチリの国歌と君が代が流れ、マストに掲げられていた両国の国旗が降ろされて電飾が灯されました。
帰り際、旅客ターミナルにはいってみると、私服に着替えた乗員さんが自販機?の前に列を。何かと思ったら外貨両替機なんですね。改めてここが国際ターミナルなんだなと感じました。
晴海ふ頭には外国の軍艦や帆船、クルーズ客船がよく寄港するので、船が好きな方は要チェックです。それから毎年11月上旬に南極観測船しらせが晴海から出港します。