国登録有形文化財(建造物)を鑑賞する!
中央区にある国登録有形文化財(建造物)が3件増えたのを先日知ったので早速、実物を鑑賞してみることにした。その前に登録有形文化財建造物とは、何ぞやと思い文化庁のホームページで調べてみた。
『登録有形文化財建造物は、50年を経過した歴史建造物のうち、一定の評価を得たものを文化財として登録し、届出制という緩やかな規制を通じて保存が図られ、活用が促されています。すでに10,000件を超える建造物が登録されています。
登録の基準 原則として建設後50年を経過したもののうち、
①国土の歴史的景観に寄与しているもの
②造形の規範となっているもの
③再現することが容易でないもの』
< 登録有形文化財建造物制度の御案内 建物を地域と文化により >
ということであれば、今後、中央区の登録有形文化財建造物は間違いなくもっと増えていくのだろうと思った。
◆喜代川店舗
鎧橋のたもと、路地を入ったところある鰻の老舗。寄棟造りの平入で切妻屋根の玄関がある。
昭和初期の木造建築でとても趣きがある。
◆新富町躍金楼店舗
新大橋通の新富1丁目の交差点を曲がり2本目の交差点を曲がったところにある。
黒の門塀が印象的で、見るからに料亭という感じ。玄関と門塀のわずかな空間に前庭がある。
◆繭山龍泉堂店舗
美術商の集まる京橋2丁目にある。道路沿い黒の漆喰が目に入ってくる。さすが美術商の店舗とあって洗練された建物に仕上がっていた。
夕方になって、喜代川店舗の近くを通ったので覗いてみると、それは昭和初期にタイムスリップしたような景色でしたので、併せて写真を掲載させていただきました。
ところで、第12回中央区観光検定の受験を考えていらしゃる方は、この登録有形文化財3件、要チェックだと思いませんか?