橋の裏のデザイン美
● 橋は、その上を渡る人や車の安全を図って、機能(強度、耐久性など)を優先してデザインされています。しかし、小型漁船やボート、水上バスなどがその下を航行する際、橋の裏面(下側)は乗船している人の目に晒されることとなります。
● 橋を渡っている人たちには目にすることができない裏側のデザインですが、そこには巧みに工夫された機能美あふれる姿を見ることができるのです。
この人工的な造形美、川の中の魚たちの目にはどのように映っているのでしょうか。
● 今回は、中央区を流れる隅田川の計9つの架橋の裏側に焦点を当ててみました。架橋された時代や目的によって、裏側のデザインも大きな違いがあることがわかります。
※現在、清洲橋や永代橋、勝どき橋など多くの橋で、長寿化のため塗装などの工事が都建設局によって行われており、橋の外観美は見ることが難しい状況です。
9つの橋とその裏側
(1)両国橋
(2)新大橋
(3)清洲橋
(4)隅田川大橋
(5)永代橋
(6)中央大橋
(7)佃大橋
(8)勝どき橋
(9)築地大橋
● 昨年11月に開通した「築地大橋」の下には歩道がないため、橋下のデザインを詳細に確認することはできませんでした。
※この築地大橋をはじめ、今回取り上げた隅田川の橋の下をくぐって見るのでしたら、舟運観光がオススメです。
参考サイト「東京の公式観光サイト GO TOKYO」の「水辺エリア」
⇒https://www.gotokyo.org/jp/destinations/waterfront/index.html