Hanes

記念日で知るあの頃の中央区~2月編~


こんにちは。アクティブ特派員のHanes(ハネス)です。
あっという間に2月中旬にさしかかりましたが、今月も記念日を手がかりに中央区の歴史を紐解いてみたいと思います♪

交番設置記念日(2月2日)

1881年の2月2日、当時の東京警視庁が1つの警察署の管内に7つの交番を設置することを定めました。
今回はこの記念日自体の詳しい説明は割愛しますが、「中央区」、「交番」と聞いて忘れてはならないのが、トップの写真にある建物^^

こちらは月島の西仲通りにあり、京橋月島警察署(月島警察署の前身)が1921年に設置した巡査派出所の一つです。
現在の建物は1926年に改築したもので、2007年3月までは警視庁最古の現役交番でした!
そのような歴史を持つ交番は、現在西仲通地域安全センターとして活用され、警察官OBが地域の安全維持に貢献しています。

下町情緒あふれる月島に似合うレトロな建物なので、もんじゃ焼きを食べに行った際にはどうぞお見逃しなく♪

〒マークの日(2月8日)

1887年2月8日、逓信省(後の郵政省、現在の日本郵政グループ)のマークが、逓信の「テイ」に合わせて甲乙丙丁の「丁」に決まりました。
しかし、万国共通の郵便料金不足の記号「T」*と似ていて紛らわしいことから、後日「テイシンショウ」の「テ」を図案化した「〒」に変更!
*"tax"を意味するT(出典:United States Official Postal Guide (U.S. Government Printing Office, 1939) , p. 19)

 記念日で知るあの頃の中央区~2月編~


毎月のように記念日の記事にて、日本橋郵便局にある「郵便発祥の地」の記念碑と前島密の胸像をご紹介してきました。
既に日本橋に郵便発祥の地があったということはおなじみとなったかもしれませんね。

 記念日で知るあの頃の中央区~2月編~

(中央郵便局、国立国会図書館「写真の中の明治大正ー国立国会図書館所蔵写真帳からー」より)


そんな胸像の前には、「はがきの木」とされる「たらよう」が植えられた鉢があることをご存知でしょうか。
そして、なぜたらようが「はがきの木」と呼ばれるのでしょうか?
ぜひ日本橋郵便局を訪れ、その秘密に迫ってみてください♪

日刊新聞創刊の日(2月21日)

1872年2月21日、日刊新聞「東京日日新聞」(現在の毎日新聞)が創刊されました。
毎日新聞社の本社は千代田区にありますが、中央区で「東京日日新聞社」と聞いて思い浮かべる方と言ったら、福地源一郎ではないでしょうか。

 記念日で知るあの頃の中央区~2月編~

(1900年頃の歌舞伎座、国立国会図書館「写真の中の明治大正ー国立国会図書館所蔵写真帳からー」より)


そう、上の写真から想像できるように、福地源一郎は、1889年の歌舞伎座開場の際に中心となった人物です。
東京日日新聞社では主筆兼社長を務め、演劇改良運動にも積極的に取り組んでいました。
そして第一期の歌舞伎座ですが、写真にある通り、現在のものとは異なり洋風だったのです!

このように記念日を手がかりに歴史を紐解くと、中央区内の「日本初」、「日本最古」、そして「はじまりの物語」を知ることができます。
中央区観光検定を受け、中央区で暮らしていても、日々新たな発見があります。
来月の記念日からはどのようなことが学べるのか、今から楽しみです♪