rosemary sea

ヘアサロン大野グループ 代表 大野悦司さんインタビュー 後編
 ~ ヘアサロン ONO ~

『ギフト、そして自分も楽しむ』をグローバリズムに従い取材します、rosemary  sea  です。

 

ヘアサロン大野グループさんは「  Hair  Salon  ONO  」として日本橋を中心に東京・大阪・海外まで及ぶヘアサロンを展開されています。

日本橋には艶出(つやだし)専科本店と iki(いき)日本橋本店がございます。

ヘアサロン大野グループ 代表 大野悦司(おおの えつじ)さんにインタビューをさせていただきました。

11月30日に、前編をご披露させていただきましたのですが、今回はその後編です。

それでは・・・

 ヘアサロン大野グループ 代表 大野悦司さんインタビュー 後編
 ~ ヘアサロン ONO ~

やはり快眠クラブをね、単にリラックスするというだけじゃなくて、昼間の10分は夜寝る1時間から2時間くらいのリラックス効果がある、体力・気力にとっても寝た状態と同じくらいの回復効果がある、ということなので。

そこで「快眠クラブ」というのを作ってね、ぐっすり寝てください、と。

そのためには椅子も環境もそれなりのものを作って、始めるんですよ、全部、角は丸くしてね。

照明も間接照明にして、音楽もリラクゼーションで。

どういう状態かと言うと、胎児がお腹にいる状態、これが人間がリラックスする状態。

だから薄暗くして、体を包んであげて、そして適度な音楽と振動を与えて。

そして顔のケアをしたりする、まさに夢心地であり、且つ、胎児になった状態になる。

その状態をずっと守っているんですね。

お坊さんが座禅の時に、一番「無」の状態がアルファ波が出る状態になるんですね。

そういう状態の環境を作る、散髪している時にそういうことを感じてもらうような環境を作ろう、と。

それで快眠クラブを作ったね。

これがテレビ番組のクイズになったことがあるんですよ。

 

大阪のヒルトンの店はね、音楽から空気から、要するに一番のアンテナは「五感」なんですよ、味覚以外はね。

視覚、聴覚、嗅覚、触覚、湿度とか温度に関係する、もちろん肌触り、タオルとかのね。

そういう気持ちの良さ、嗅覚、香りとかね。

そういった五感にどれだけお客さまにリラクゼーションしていただけるか、ということをどんどん追求していった訳ですね。

そうなってくると普通の部屋ではだめだから、プライベートゾーンでなくてはいけない。

これも結構話題になって、日本経済新聞にも出ましたね。

 

 ヘアサロン大野グループ 代表 大野悦司さんインタビュー 後編
 ~ ヘアサロン ONO ~

リラクゼーションの最初は静岡の店なんですよ。

静岡で最初に個室を作りました。

実際はそこまでいかないプライベートゾーン、部屋が1つあっただけです、9台のうちの1台だけ。

大阪から東京に戻ってきて、東京を改装して、3つの部屋と他に5台の店にして、日本橋もその次に全部個室の店にしてみて、徐々に進化しているんですよ。

 

 

 ヘアサロン大野グループ 代表 大野悦司さんインタビュー 後編
 ~ ヘアサロン ONO ~

(画像は「髭皿」です。)

個室をなぜ作ったかというと、21歳の時に父が行ってこいと言ったヨーロッパで、フランスの「アレキサンダー」という店がありまして、そこへ行ったらすばらしい個室がありました。

あちらの店は、おしゃれな店ってアジアかアフリカ(のテイスト)なんですね。

日本だと「大理石」ってなるでしょ、向こうでは当たり前なんですよ。

むしろ仏像とか、椅子に水牛の角が付いているとかね。

またこちらには竹とお坊さんの彫り物が飾ってあるとすごい高級なんですよ、アジアンテイスト、お部屋ごとに、僕は感動してね。

ああ、これからは個室っていいなあ、ってね。

それでちょうど静岡の西武に出店するんでね、初めて個室を作ったんですけどね、21歳の時ですから昭和43年くらいの時。

それでフランスで、アレキサンダーと姉妹店契約を結んできてね、パリのシャンゼリゼの近くにある店でね。

 

 

 ヘアサロン大野グループ 代表 大野悦司さんインタビュー 後編
 ~ ヘアサロン ONO ~

(画像は「シェービングマグ」の棚です。)

お店の「カルテ」のアイデアは、父と2人話してね、お客の要望を聞いて憶えているんだけど、みんながみんな憶えきれないですよね、お客さまの好みを、「湯加減をこうしてくれ」とか。

担当技術者が全部できればいいんだけど、自分の指名のお客さまが増えてくると、シャンプーは誰かと交代しなければいけないとかなりますよね、

そうすると交代した方の担当者は全部憶えきれないじゃないですか。

お客さまの要望を適格にやるためには、そういった要望を書き添える「カルテ」が必要、と。

それで始めましたが、お客さまは大反対ですよ、「お前のところはバーンと座ってさっとやってくれるからいいんだ」と。

「いちいちそんなこと、書かなくていいんだよ」、「今まで通りでいい」って。

今まで通りではできないから、何とかカルテで反映しようと思ったけど、「名前も言いたくない」って。

偉い人が多かったからね、今更聞くのかい、っていうのもあるじゃないですか。

カルテ導入も最初は相当抵抗があったんですよ。

だから「カルテ担当者」というのを設けて、「恐れ入りますが、カルテ担当の○○です。」って。

「よろしければ、お名前は結構ですけれども、お好みを確認させていただいてもよろしいですか?」「お湯加減は普通でよろしいですか?」って聞く訳ですよ。

「ご希望はありますか?」と全部聞いて、それで名前はあとでわかればいいんですよ。

洋服(のネーム)を見てもわかるし、ニックネームでもいいんです、我々には、識別できれば。

そのうちにお客さまも理解してくれる人も増えて、(病院以外で)カルテなんかしてるところ少なかったから。

でも(実際のカルテの)導入はすごく大変だったですね。

日本橋の本店からスタートして、それから大阪でも静岡でも始めて。

昭和45年の頃に他でカルテなんてやっているところはないですよ、理容業で。

それで、お客さまに逆に問題を起こさなくなりました。

(それ以前は)「ちょっと髪の分け目が違うぞ。」なんて怒り出す方もいたりして、怖いんですよ、お客さま。

 

 ヘアサロン大野グループ 代表 大野悦司さんインタビュー 後編
 ~ ヘアサロン ONO ~

だから東京のお客さまが大阪のお店へ行っても同じように扱える、と。

今はデジタル化していますから、随分楽ですよ。

私の机のところには、今、誰が、どのお客さまをやっているか、全部わかるようになっていますから。

ただ、昔はファックスもないから、お客さまが東京から大阪に転勤になった時には、(カルテを)大阪まで持って行くとかね。

そういうことでお客さまは「大野に行ったら安心だ。」ということは感じていただいたと思いますね。

 

私がカルテをやりだしたら、他のところも始めましたね。

でも普通のところはやっていないですよ。

なぜかというと、「なぜそんなことを聞くんだ。」と言われるのがオチですよ、「いつも来てるだろ、今更何言っているんだ。」と。

やる技術者も、お父さんとお母さん、そのぐらいじゃないですか。

そういう人が憶えていないのがおかしいでしょ。

僕のところの場合、スタッフが10人とか10何人とかだと、誰が担当するかわからなくなる。

それでも一定の質と、より以上の満足感を与えなければいけない。

満足感をバトンリレーしていくためには、カルテのシステムは欠かせないんですよ。

僕らが店長の時には、4丁掛けとか5丁掛けとか、4,5人のお客さまを同時にやる、という、そういうのがやれないと、店長にはなれないんですよ、記憶もそうですし。

 

 ヘアサロン大野グループ 代表 大野悦司さんインタビュー 後編
 ~ ヘアサロン ONO ~

創業当初は女性の理容所もやっていましたね。女性のカットもしていました。

女性のカットは全国に講習して回ったこともあります。

昔は我々は刈り上げるのが基本だったですけど、アメリカからロバート・クレッグという人が来てね、女性のカットのシステムを僕ら教わって、僕は東北と千葉県に講習して回って、こうやってカットするんですよ、と。

女性のカットも男性のカットも、基本的には鋏と櫛があればできるんですよ。

問題はどういうふうにカットするか、でしょ。

切ることが目的ではなくて、どの髪を残しどの髪を切るか、ですから。

そういうシステムが見えてくれば、女性のカットも男性のカットも、我々理容師もできる訳ですよ、むしろ正確にできる、理容師は正確なんですよ。

その時の気分とかじゃなくて、こうカットしたとか憶えていますからね。

それが美容師とちょっと違うところかな。

 

 

最後に「日本橋」について・・・

最後に「日本橋」について・・・ ヘアサロン大野グループ 代表 大野悦司さんインタビュー 後編
 ~ ヘアサロン ONO ~

私が理容組合の支部長になってね、日本橋理容組合。

その後、日本橋地区と中央地区が合併して中央区の支部長になりましたが。

その時に「日本橋地域ルネッサンス100年計画委員会」ができて、賛同して、組合として入った方がいいだろう、と。

ずっと総会とか出ていまして、特にお手伝いすることもなく。

それで私が支部長を卒業してフリーな立場になりました。

私が言いだした100年委員会への加盟は支部長だから入ったことなので、これからは支部を抜けて、大野個人として加盟しよう、と。

今度は日本橋支部ではなく、中央支部だから。

そしたら入るにあたって、いろいろな部会がありますけど、希望はありますかって来た訳ですよ、へえ、そんな部会があるんだ、って。

「観光部会」や、「歴史・文化推進部会」があって、僕も今までに比べたら時間が取れそうだから、観光部会もいいな、歴史・文化推進部会もいいな、と、丸をつけて出した。

そしたら(両方の)委員になっちゃった。

 

ここで解説、
「日本橋地域ルネッサンス100年計画委員会」とは・・・

略称は「日本橋ルネッサンス委員会」。

今後の100年を経済的・社会的・文化的な地域再生、具体的には日本橋地域の活性化と日本橋川の再生のビジョンを提言し、21世紀のまちづくり策を発信していくことを提言、行動していくために、1999年に設立されました。

なお、提言の中には、日本橋橋上及び日本橋川上からの首都高速道路移設、が含まれています。

日本橋ルネッサンス委員会さんのホームページはこちら

⇒ https://www.nihonbashi-renaissance.com/

 

父も「日本橋の上に高速道路なんてとんでもない。」と、言っていた訳ですよ。

神田のお祭りについても父はうるさかったですけどね。

「オリンピックのどさくさで高速道路が橋の上になっちゃってさ。」って。

僕は何としても「日本橋の上に青空を」っていうことを思っていたので、何かお手伝いできることもあるか、っていうことで。

この中央区で商売していることでもあるから、中央区に貢献しようという気持ちで。

そういう意味では入ったばかりなんですよ、一昨年の5月に。

ただ、理容組合の元代表としては、継続して入っていた、とういことになるでしょうね。

 

・・・日本橋と言えば、日本の真ん中ですから・・・

粋(いき)とかいなせとか艶とか、日本橋で働く人もそのようにあって欲しい、と。

「おしゃれ」っていろいろあるんですけれども、やはり相手に良い印象を与えるっていうのも必要ではないかと。

「おしゃれ」って自己満足なんですけれども、相手にどういうふうな印象を持っていただく、というのも大事なので。

紳士がいる場所、というのは日本橋だよね、みたいにはなって欲しいです。

銀座も、中央区はもちろんそうなんだけど、日本橋に何か特徴を出さなくちゃいけないな、と。

魚河岸もなくなったし、いろいろ変わってきているけれども、ちょっとこだわる人が集まってくるような、ね。

そんな日本橋になったらいいな、と。

 

・・・大野代表、ありがとうございました。

ロズマリも、2018年の日本橋ルネッサンス委員会さんのイベント取材にて、大野代表にお目にかかれて大変嬉しく思っています。

大野代表、今後とも日本橋の「おしゃれ」のために、そして日本橋のまちのために、ご活躍されることをお祈り申し上げております。

 

Hair Salon ONO iki 日本橋本店

Hair Salon ONO iki 日本橋本店  ヘアサロン大野グループ 代表 大野悦司さんインタビュー 後編
 ~ ヘアサロン ONO ~

日本室町3-3-1 ETSビル地下1階

03-3213-0458

営業時間  月~金 10:00~21:00

      (ラストオーダー20:00)

      土・日・祝 10:00~20:00

      (ラストオーダー19:00)

年中無休

 

 

艶出専科本店

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年中無休

ヘアサロン大野グループさんのホームページはこちら

⇒ http://www.hair-ono.com/