子どもたちが学ぶ中央区 その4「中央区の自然のいのち-汽水の生物を発見、観察しよう-」
子連れ特派員のえだまめです♪
意外と(?)学べる子どもたちが手に取るような本のご紹介を過去3回ほどさせていただいておりますが
その1→http://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=677
その2→http://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=686
その3→http://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=890
今回はちょっと趣向が違うかもしれません。
というのも、今までは「これを使って子どもたちが学ぶ」というものでしたけれど
今回ご紹介するのは「子どもたちから教えてもらう」側面がかなり大きいからです。
「中央区の自然のいのち-汽水の生物を発見、観察しよう-」
こちらは「中央区の子どもたちが」佃堀の生き物について調べ、考え、まとめた成果なのです。
そもそも佃堀とは??
そもそも佃堀とは、ですが。
中央区佃1丁目にあります、隅田川とつながっているお堀、です
地図の「L字を逆さにしたような水路」の一番奥まったあたりの場所、ですね。
中央区観光検定を受験されたことのある方ならその近くの「佃小橋」や「住吉神社」は
検定の頻出項目でもあるのでよくご覧になられているかと思います。
隅田川の最下流域とつながっているので、ここは「汽水域」となっています。
汽水=淡水と海水が混在した状態、のことですが
そんな汽水域というのは生物の生息地としてかなり豊かな場所となることが多いのです。
制作したのは「中央区こども自然特派員」
作者は「第3回中央区こども自然特派員」となっています。
NPO法人 環境学習研究会が主催し、中央区の子どもたちが地域の自然にふれあい、気づき、 調べて記録して、
映像や絵本、マップや図鑑などを制作する取り組みをしていらっしゃったようです。
この「第3回」は平成20年(2008)に実施されたものの成果です。
内容は絵本、マップ(簡単な図鑑にもなっています)、そしてDVDの3点セットです。
子どもたちの手書きのスケッチをベースにした絵本やマップは
思いのほかわかりやすくできていますし
DVDの映像を見ると、本当に多種多様な生物がここに生息していることがうかがえます。
どちらかというと文系人間で、生物のことにはあまり詳しくないえだまめなのですが
こんなにも色々な生き物がいるとは!とかなり驚かされましたし
都会のど真ん中、という印象の中央区ですけれども
ちゃんと目を向けさえすれば様々な自然に出会えるものなのだということを
思い知らされたように思います。
興味を持った方は中央区立図書館へ!
もちろん、ですが。
こちらの「3点セット」は、区立図書館3館とも所蔵しております。
そして、他年度に実施された「中央区こども自然特派員」の研究成果も所蔵されているようですよ。
隠れた自然の宝庫かもしれない中央区の姿、ぜひ感じてみてくださいね!
★中央区立京橋図書館★
中央区築地1-1-1 中央区役所内 地下1・2階
03-3543-9025
★中央区立日本橋図書館★
中央区日本橋人形町1-1-17 日本橋小学校等複合施設 6・7階
03-3669-6207
★中央区立月島図書館★
中央区月島4-1-1 月島区民センター 3階
03-3532-4391
★中央区立図書館 3館共通HP★