続々・堀留町の神社
~ 池洲神社 ~
『ギフト、そして自分も楽しむ』をアライアンスに依存して取材します、rosemary sea です。
今回も前回同様、「前置き」が長くなりますので、どうぞおつきあいください。
私はこう思うのです。
自分でどうにかできることは、神頼みしなくても良いのではないかと。
例えば、受験や立身出世、交通安全など。
そして病気の克服は、病院の先生のお蔭、そして家族による祈りが通じたとも言えます。
しかし、自分だけではできないものや家族のことは神頼みします。
例えば、恋愛など。
ですからロズマリは、自分のためには一度しか願掛けしていません・・・。
・・・「前置き」は更に続きます。
茲許、家族のことで神様への祈りが通じたことがあり、なぜか今まで素通りしていました神社に自然と目が向くようになりました。
神社シリーズをスタートしたいと思ったわけではありませんが、あまりに穏やかな佇まいの神社、それも日本橋堀留町にある4社のうちの3つでしたので、ご紹介したくなった次第です。
3月1日・4月3日の「三光(さんこう)稲荷神社」、4月7日の「出世稲荷神社」に続き、今回は「池洲(いけす)神社【池洲稲荷神社】」をご紹介します。
それでは・・・
御由緒
御祭神は倉稲魂命(うかのみたまのみこと)、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)と表記することも。
前回ご紹介しました「出世稲荷神社」と同様ですね。
創設年は定かではありません。
昔、江戸時代から旧・日本橋区の時まで、「通旅籠町(とおりはたごちょう)」という町がありました。
現在の日本橋大伝馬町と日本橋堀留町にまたがる地域でした。
その名のとおり、通りに面して宿泊施設の多い地区でしたようです。
池洲神社は「通旅籠町」の守護として存在した、とのこと。
その通旅籠町には「池洲屋敷」という屋敷があったそうです。
そこの生け簀(いけす)、つまり魚の飼育池から現れたお稲荷さんが、「池洲神社」との言い伝えです。
ご覧のとおり、こちらの神社も「佇まい」がひっそりとしています。
左隣りに「社務所」がありますが、開かれていませんでした。
社務所には、ガラス越しに神輿(みこし)とちょうちんが見えます。
ちょうちんには大きく「大伝馬町二」と書かれています。
池洲神社
日本橋堀留町2-4-10
東京メトロ日比谷線・都営浅草線 「人形町駅」 A5出口、またはA4出口の人形町交差点方面より出て、徒歩10分。
駅上の「人形町交差点」を堀留町方面、つまり自動車車線の一方通行方向に、道路右側(読売ISビルさんのある方)を180~200歩ほど行きますと、右側に「三光稲荷神社」と書かれた参道があります。
更に200歩ほど、大きな道路の3本目を右折、次の角を左折すると幟(のぼり)と参道が見えます。