江戸・東京 夏の思い出
ー Stay Home & Enjoy Cooking ー
~ 日本橋木屋本店 izutuki ~
『ギフト、そして自分も楽しむ』をインテレクチュアルに取材します、rosemary sea です。
老舗刃物店の日本橋木屋本店さん、併設されたギャラリー izutuki にて、8月4日(火)から17日(月)まで、「江戸・東京 夏の思い出」 ー Stay Home & Enjoy Cooking ー を開催中です。
このような時期ですので、おうちでお料理などに勤しみましょう!
必要な道具は、このような便利で愛らしい逸品はいかがでしょう?
今回も株式会社木屋 日本橋本店 安部店長にお世話になりました。
併せて izutuki ご担当の大場美矢子さんにもご案内いただきました。
『』内は大場さんのコメントです。
それではお品のご紹介です。
お値段は全て税込価格です。
及源(おいげん) 手まり蚊やり 5,500円
(画像は文頭のもの)
夏の風物詩のひとつ、蚊取り線香を焚く、鉄の「手まり蚊やり」です。
頑丈な鉄鋳物なので、ペットや小さいお子さんがいるご家庭でも安心してご使用いただけます。
蚊取り線香の他にも、お香を焚いてリラックスやインテリアとしてのキャンドル入れにもおすすめです。
また、ヤニがつきましても、中性洗剤で洗えます。
『まさに流行り(はやり)の商品です。
通気を良くする、ということで、窓を開けていると蚊が入ってきますから、「蚊やり」がたくさん売れます。
これは岩手の南部鉄、及源さんのものです。
やはり上に蓋がありますと、安心感がありますね。
蓋が重たくて安定感がありますので、ちょっとぶつかったくらいでは、ずれたりしませんので。
かたちもとても可愛らしいです。』
上 :房州(ぼうしゅう)うちわ 江戸琉金 紅/紺 各1,650円
下右 :かや生地ふきん 紅/紺 各550円
下左 :江戸てぬぐい 紅/紺 各1,100円
下中央:本目立純銅おろし金 江戸琉金 1,980円
房州うちわ
日本三大うちわのひとつである、千葉県の房州うちわ。
竹を細かく割いた骨と一体となった丸柄が特長です。
グラフィックデザイナーの小崎直利さんがデザインした金魚柄のてぬぐいを貼り付けました。
かや生地ふきん
台所に欠かせない白いふきん。
古くから生産地として知られる奈良で作られた蚊帳生地をふきんに仕立て、ご用意。
蚊帳生地を8枚重ねにして、特有の柔らかさに丈夫さを加えてあります。
木崎直利さんデザインの、涼しげな金魚柄のワンポイントが入っています。
江戸てぬぐい
てぬぐいは木綿の生産が始まった江戸時代、安くて便利な日用品として庶民の間に広まりました。
ぬれても乾きやすく、簡単に裂くこともできます。
小崎直利さんデザインのオリジナルてぬぐいです。
本目立純銅おろし金 江戸琉金
純銅薬味おろしの金魚バージョン。
純銅のおろし金は、山葵(わさび)や生姜(しょうが)の旨味をそこなうことなく、口当たりの良い美味しい「おろし」を作ります。
VG10黒流し33層 磨
左 :牛刀 200mm 29,700円
中央:鎌型庖丁 180mm 27,500円
右 :ペティナイフ 120mm 16,500円
墨流しの美しい一品です。
硬軟2種類のステンレス鋼を重ね合わせた地鉄(じがね)で、V金10号ステンレス刃物鋼を両側から挟み込んだ積層材を鍛造し、墨流し模様を出しました。
『墨流しは、地鉄に2種類のステンレス鋼材を合わせて出す、という模様です。
刃の部分が刃金(はがね)、まわりの部分が地鉄で、まわりの部分で模様を出しています。
見た目がとても美しくて、磨(みがき)っていう墨の部分を出して綺麗に磨き上げられていますので、滑らかな模様の、とても美しい庖丁になっています。』
『こういう墨流し模様の庖丁を好んで探してくる方もいらしています。
海外の方もそうですが、もちろん日本人も結構好きな庖丁ですね。
日本刀のような波紋を模しているような、日本刀と同じではないのですけれど。』
・・・画像では「墨流し」の部分がよく表せません。
ぜひいらしていただいて、ご確認いただきたいです。
No.180エーデルワイス 洋出刃庖丁(ようでばぼうちょう)
左 :165mm 13,200円
中央:150mm 12,100円
右 :135mm 11,000円
50年以上の販売実績を誇る世界トップレベルの鋼材「エーデルワイス・ステンレス刃物鋼」を用いた、シンプルなデザインと適度な重さで使いやすい庖丁シリーズです。
持ちやすさを追求したオリジナルデザインのハンドルには、水に強く丈夫なポリアセタール樹脂を採用。
お手入れのしやすいステンレス製の出刃庖丁です。
『出刃庖丁のステンレスです。
お魚を3枚におろしたい、おうちでおろしたい、という時に、使ったら錆びてしまいますっていうより、もっと簡単な、初心者にも使えるという出刃庖丁、これ、洋出刃(ようでば)と言います。
和庖丁の出刃より薄めに作られていますが、同じように使えるというものですね。』
『ご家庭でさばくお魚のサイズで言いますと、15cm、16.5cm、これがありますと大抵のお魚は大丈夫です。
ですが、そんなに大きなお魚はいらない、鮎などの小さなお魚しかさばかない、という方は13.5cmの方が小回りがきいて楽、ということはあります。
迷ったら15cmくらいが扱いやすいかな、という感じですね。』
No.180エーデルワイス お刺身庖丁
200mm 14,850円
エーデルワイスシリーズに、お刺身庖丁が加わりました。
片刃のため、お刺身を造るのはもちろん、ローストビーフなどの切り分けにとても便利です。
『お刺身庖丁のステンレス版です。新商品です。
普通のお刺身庖丁、和庖丁というものは刃金が錆びる鋼材なのですが、それでは扱いにくいということでステンレス鋼材で作ったものです。』
『片刃ですので、こちらは真っ直ぐ、こちらは斜め。
お刺身は斜めに刃が入ると滑らかに切れます。お刺身の繊維を傷めません。美味しいお刺身になります。』
nakayama KIYA
180mm 132,000円
ナイフメーカーであり、根付け師でもあります中山英俊(なかやま ひでとし)さんとのコラボレーションによる庖丁です。
※ 根付けとは・・・
着物の帯から紐で下げるストラップのような飾りのこと。
道具としての機能はもちろんのこと、オブジェとしても通用する美しいフォルムが特長。
スパイラルがカービングされたハンドルは、不思議と手に馴染みます。
エーデルワイス・ステンレス刃物鋼は、耐食性、切れ味の持続性、研ぎやすさに優れた鋼材です。
『中山さんはもともと弊社に勤めておりました方です。
独立されましたが、お品は今、アメリカなどでとても人気があるそうです。
美しいだけでなく、持っても手に馴染むんです。』
本目立純銅おろし金 鶴亀セット 6,050円
古来より「鶴は千年、亀は万年」と言われ、ともにおめでたい長寿の動物。
山葵や生姜、ゆず等の薬味専用のおろし金です。
純銅のおろし金は、熟練の職人さんがひとつひとつタガネを使い丁寧に造り上げます。
機械目立てと違い、非常に鋭く、不規則な目が食材の旨味を損なわず、口当たりの良いおろしを作ります。
『鶴と亀、セットになっています。
薬味寄せも付いています。
当店には、ギフトのお品を買い求めにいらっしゃるお客様が多いので、このように縁起が良くて実用的ですと、良く売れますね。』
『(目の鋭さは)触ってみるとわかります。』
・・・かなり尖っています。
『あっという間に摺れてしまいます。』
広瀬慶子さん作 左:テーブルセンター
四ツ目崩し 4,400円 三本寄せ四ツ目 4,400円
中央:竹細工マグネット 660円
右:盛り皿
亀甲 9,900円 亀甲崩し 9,350円
テーブルセンター
「別府竹細工」の職人・広瀬慶子さんによる、全て手作業でつくられた竹のテーブルセンターです。
九州産の竹を使い、ひごを一本ずつ作るところから作業は始まります。
製品の部位に合わせた幅や厚さにして、面取り・・・といった細やかな作業から出来上がる製品は、伝統と感性が生きた、優しく繊細な仕上がりとなっています。
ちなみに、大分県は竹材となる真竹(まだけ)の生産量が全国一だそうです。
本当に美しい竹製品です。
竹細工マグネット
こちらも広瀬慶子さんの手作業でつくられたマグネットです。
『このマグネットのような小さいものを作る作業、細かい分、大変なんです。』
盛り皿
こちらも広瀬慶子さん手作業の、竹の盛り皿です。
『端の処理がとても綺麗です。
全体のかたちも綺麗で、とても繊細です。夏に合う、涼やかさがあります。』
『以前、この盛り皿は「お供えを飾るのに使いたい」という方がいまして、とても綺麗な仏壇だろうな、と思いました。』
右:こね鉢 300mm 51,700円
左:のし板 小 600mm 22,000円 のし棒 小 600mm 1,430円
中央:駒板 225mm 4,180円
こね鉢
こね鉢は、そば打ちの最初の工程で「水回し」と「練り」の作業を行いますが、ここでの作業がそばの良否を決めるため、一番重要な作業を担う道具です。
熟練の木地師さんが無垢(むく)の木をくり貫き、磨き上げた木地に国産の生漆を丁寧に刷り込んで仕上げています。
使い込むほどに艶が増し、美しい経年変化をします。
のし板 / のし棒
樹齢100年を超える木曽さわらの貴重な柾目材(まさめざい)だけを使い、木工職人さんが伝統技術を生かし接ぎ合わせたのし板です。
生地の厚みを均一に延ばす作業がとても心地よく、細さの揃ったそばをつくるための大切な道具のひとつです。
粉を扱うパンやお菓子、餃子や春巻きの皮作りなどにもお使いいただけます。
駒板
そばを一定の細さに切ることは、大切な手順のひとつ。
駒板は天然の木曽ひのきを用い、熟練の木工職人さんの手作業によって丁寧に作られています。
そば切り庖丁に添えることで、軽くて滑りが良く、丁寧に庖丁を進めることができます。
そば切 助六
240mm 21,780円
初めての方や女性の方でも使いやすい刃渡りの、そば切り庖丁です。
日本橋 木屋
日本橋室町2-2-1 COREDO室町1 1階
東京メトロ半蔵門線・銀座線 三越前駅 A6出口すぐ
03-3241-0110
営業時間 11:00~19:00
現在、時間短縮にて営業中です。
元日を除き、休まず営業です。
木屋さんのホームページはこちら
⇒ http://www.kiya-hamono.co.jp/