王冠とあざみ

キタムラリョウさんのブログに誘われ
「よし梅芳亭」へ

昼休憩時に

「中央区観光協会特派員ブログ」をチェックするのが日課のひとつ。

取材場所、紹介方法など、特派員仲間の視点に感心させれられる事然り、

楽しく読ませて頂くだけでなく、同じ特派員としてとても勉強になります。

 

しかし、今回はキタムラリョウさんの記事に「やられた~」感でいっぱいです。

なぜならわたしは、ほぼ同日ぐらいに、まさに「よし梅芳亭」前をウロウロしていたのに

ボーっと生きていたため、千載一遇のチャンスをスルーしていたのですから。。。

 

彼の取材で魅力全開のブログを読み、

「よし、すぐ行こう! 今日、行こう!」と勇んで行って参りました!

 キタムラリョウさんのブログに誘われ
「よし梅芳亭」へ

戸を静々と引くと女将と中居さんが丁寧に迎え入れてくださいました。

一階には和室が3つ。テーブルと椅子が用意された立礼式。

「何処でも、お好きなところへ、おかけください」

他に客人はおらず、『登録有形文化財』の空間を贅沢にも独り占めです。

縁側伝いの奥の小部屋は掘り炬燵だそうで

そこに落ち着こうかと想ったけれど

他の二部屋は掛け軸と生け花のしつらえが大変素晴らしいので

床の間を拝める座にしました。

 キタムラリョウさんのブログに誘われ
「よし梅芳亭」へ

紅梅が見事です。

 キタムラリョウさんのブログに誘われ
「よし梅芳亭」へ

テーブルにも春を予感させるあしらいが。。。

 キタムラリョウさんのブログに誘われ
「よし梅芳亭」へ

別室の生け花。

 キタムラリョウさんのブログに誘われ
「よし梅芳亭」へ

左手にはお庭。

 キタムラリョウさんのブログに誘われ
「よし梅芳亭」へ

お汁粉を味わっているあいだ、女将がずっと傍らに居てお話をしました。

三ケ月にいちど程、二階に人寄せして行う演目の中

女性に好まれるのは「怪談」だそうです。

日本の三大怪談話

『四谷怪談』のお岩さん

『皿屋敷』のお菊さん

『牡丹燈篭』のお露さん

いづれも女の情念ですものね。

怪談話を聴くには「場」として最高にリアルな佇まいの歴史的建物であり

静謐で、息を潜めたくなるほど、凛とした空気感に満ちているのですから。

お化け屋敷なぞより、後からじわじわと怖さに震えちゃいそうです。

 

このように、特派員の方のブログに誘われてみるのも良いですよね。

カフェ営業は期間限定で、いつまでかは決めていないそうなので

是非とも今のうちに、ショート・トリップでタイム・スリップしてみては。

https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00002892