【東銀座】 印度料理専門店「ナイルレストラン」の伝統と革新
先日、いつものように中央エフエム「Hello! RADIO CITY(ハロラジ)」を聴いていたところ、『!AMAZING GINZA!(アメージング・ギンザ)』のコーナーにナイルレストランの三代目、ナイル善己さんが出演されていました。
http://fm840.jp/blog/hello/2021/07/15/29748(2021年7月15日放送)
印度料理専門店のナイルレストランは銀座の地に創業して70余年。銀座という街の魅力を発信するこのコーナーにふさわしいゲストの登場に、カレー好きの私は一気にテンションが上がりました。
今回はひさしぶりにお店を訪れ、今だからこそのメニューをテイクアウトしたときのことをレポートしたいと思います。
すべてのメニューがテイクアウト可能
ナイルレストランでは名物ムルギーランチをはじめとするすべてのメニューがテイクアウト可能です。お店で食事をするときは、チキンからきれいに骨をはずしてもらうカレーなる手さばきを見るのが楽しみのひとつでもありますが、“おうちでムルギーランチ”にも果てしない憧れをおぼえます。
ムルギーランチについてはこちらをご覧ください。
【東銀座】 日本最古の印度料理専門店「ナイルレストラン」
昨年、初めての緊急事態宣言が発出されると、すぐに定休日をスライドさせ、お店としても初の試みとなる「日替わりナイル弁当」を終日販売し、徒歩圏には出前もしました。人気のあるメニューは事前予約の時点で完売することもあったそうです。テレワーク、ステイホームが推奨され、飲食店の営業が縮小されるなか、こうしたナイルレストランのいち早い対応は銀座界隈の中食需要の大きな支えとなったのではないでしょうか。
「日替わりナイル弁当」の一連のサービスは好評のうちに幕を閉じましたが、断続的に緊急事態宣言、まん延防止等重点措置が繰り返される今年、装いを新たに「ナイル弁当」が復活しています。
カレー2種盛り「ナイル弁当」
チキンマサラ(鶏)・チャナマサラ(豆)・ポテトサラダ・ライス 税込1,100円
揺れ動く社会の変化に対応すべく発売された「ナイル弁当」。今後の状況によってはお目にかかれなくなるかもしれないという今だからこそのお弁当です。
厨房で作られたレストランの味は段違いのおいしさで、すっと胃の中におさまっていくのを感じました。満腹になりつつももたれることはなく、いちどきに2種類を楽しめる点もうれしいです。特にチャナマサラが気に入り、次回ムルギーランチの誘惑を断ち切ることが私にできるなら、レストランでもぜひオーダーしてみたいです。
お昼どきは長い行列をつくるナイルレストランですが、平日も通し営業をしているので、15時以降ディナー前なら待たずに入店しやすいと善己さんが先のハロラジでおっしゃっていました。お店を訪れるなら、その時間帯が狙い目です。
――とはいえ、東京は今、夏真っ盛りであると同時に4度目の緊急事態宣言のさなかです。銀座まで出向くことが難しい方には、やはりこちらをおすすめします。
ナイルレストラン監修 本格スパイス香るコク旨! スパイスチキンカレーパン
イトーヨーカドーとのコラボレーションも今回で4度目となりました。満を持してみんな大好きカレーパンが登場!
8月6日には日本テレビの通販番組「女神のマルシェ」で紹介されました。ネットスーパーからも注文することができます。
ナイルレストラン監修 本格スパイス香るコク旨! スパイスチキンカレーパン 税込205円
全国のイトーヨーカドーで 8月15日(日)まで
フィリングはナイルレストランと同じスパイスを使ったチキンのカレー。トマトペーストが贅沢に使われていて、ほどよい酸味とスパイシーさをもっちりとした生地が包み込み、カレーパンとしての一体感を高めていました。
本格インド料理のチキンカレーという点も含めて今までのカレーパンにはない味わいで、ひと口目の時点から「なぜもっと買って来なかったのか」と自分の愚かさを嘆きました。また買いに行きます。
食後感想文
店内食、テイクアウト、コラボ商品、毎回おいしくてつい「また次も」と思ってしまいます。ナイルレストランは「創業以来変わらない味」を守る老舗でありながら、新しい生活様式にいち早く対応する柔軟性と、次々にコラボレーションをヒットさせる創作意欲をあわせ持つ一流レストランなのだとあらためて思いました。まだまだ落ち着かない世の中ですが、いつの日かディナーのおまかせコースもレポートしたいです。
店舗情報
印度料理専門店 ナイルレストラン|Ginza NAIR’S RESTAURANT
https://www.ginza-nair.com/
中央区銀座4-10-7
03-3541-8246
東京メトロ日比谷線・都営浅草線 東銀座駅
火曜・第一第三水曜定休