【中央区の味】 いつものスーパーで「たいめいけん監修ポテトコロッケ」
夏の終わりにイトーヨーカドーまで中央区のレストランとの期間限定コラボ弁当を買いに行ったときのことです。お目当ての商品以外にも中央区の名店が監修したお惣菜がたくさん棚に並んでいることに気づきました。
そこで今日はスーパーマーケットで出会える“中央区の味”の続きをお話ししたいと思います。
前回の記事はこちら 【中央区の味】 銀座ナイルレストラン監修「スパイシーインドチキンカレー」
※前回の記事でご紹介したお弁当とお惣菜はヨーカドー夏祭りにあわせた限定商品のため、販売期間は終了しています。
本編の前にちょっとおまけです
イトーヨーカドーではその日、催事スペースで全国のパンを集めたイベントが行われていて、お会計の横に日本橋茅場町のイマノフルーツファクトリーが出店していました。
特派員になりたての頃にこのブログで見て以来ずっと気になっていたフルーツサンド。偶然出会えて感激です。迷わず購入しました。いつかショップにも行ってみたいです。
当ブログ内のアーカイブはこちら(2017年6月掲載)
毎日が中央区まつり
8月のヨーカドー夏祭りの期間中、ナイルレストラン監修のタンドーリチキン、レッドカリー唐揚げと煉瓦亭監修のメンチカツとともに棚に並んでいたのが、たいめいけん監修ポテトコロッケと人形町今半監修すき焼きコロッケでした。なんと什器一台がまるごと“中央区の味”専用になっていたのです。
調べてみると、たいめいけん監修ポテトコロッケは2017年から、人形町今半監修すき焼きコロッケは2019年から販売が始まり、イトーヨーカドーではすっかりおなじみのようです。
最近は新たに銀座煉瓦亭監修特製クリームコロッケが仲間入りし、“イトーヨーカドーの絶品コロッケ3兄弟”として推されています。中央区フェアが毎日開催されているようなものですね。
今日の主役はこちら
今回レポートするのはたいめいけん監修ポテトコロッケです。パッケージの三代目シェフと目が合いました。
「東京・日本橋 たいめいけん 三代目茂出木浩司シェフと作ったポテトコロッケ 衣がサクッ!」と書いてあります。
それではさっそくいただきます。サクッ!
あら、おいしい。クリーミーでなめらか。これが洋食屋さんのコロッケなのですね。軽い食感の衣と、ひと手間もふた手間もかけられたほの甘い“たね”は食べるとしあわせを感じます。小さめのサイズもちょうどよく、おやつにしたいぐらいです。ほかのコロッケ3兄弟にも俄然興味が湧きました。
来年は創業90年! 日本橋の老舗洋食店「たいめいけん」
昭和6年(1931)に新川で創業した洋食レストランのたいめいけん。日本橋に移転したのは戦後のことだそうです。このブログでも伝えられている通り、日本橋一丁目中地区の再開発のため、2020年10月に一旦休業し、2021年3月からの仮店舗での営業再開が待たれているところです。
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2020年10月まで営業していた日本橋一丁目のビル。記憶にとどめておきたいと思います。
レストランがお休みの間も話題が豊富なたいめいけん。身近なところでは、コンビニエンスストアのローソンが2011年からたいめいけんとコラボレーションしており、来月には新たな取り組みの商品が全国で発売される予定です。
また、たいめいけんのホームページでは「看板料理のレシピ」として、ポテトコロッケのほかに、オムライス 、コールスローとグラタンの作り方を公開しています。料理が得意な方はご家庭で再現することもできますね。
明るいキャラクターで知られる三代目茂出木浩司シェフは今年8月に肺がんを公表され、現在は病と闘いながらお仕事を続けていらっしゃいます。オフィシャルブログの中の闘病日記には、病気をすると食の楽しみが制限されることにふれ、「皆様が健康で好きな物をしっかり食べられる健康状態で居て頂きたい」と綴られていました。料理人として人びとの健康を願う茂出木シェフの気持ちに胸を打たれました。中央区でのグルメ活動を楽しむためにも一日一日を大切に、より健康的に過ごしていきたいとあらためて思いました。