特派員的夏の自由研究~川の中の生き物たち~
こんにちは。暑い日が続くことから今月も室内で過ごすことが多く、まれに外出した際に見る中央区の風景がとても新鮮に思えるHanes(ハネス)です。
台風の影響で雨が降った翌日、大きな水たまりができている地下歩道にさしかかりました。
靴が濡れるのを覚悟してその道を通る(近道をする)か、無難に別の道を選ぶ(遠回りをする)か迷っていたところ、何やら水中で動くものが...。
気になって目を凝らして見てみると、なんとハゼと思わしき生き物が泳いでいるではありませんか!
(最初はオタマジャクシかと思いました。)
中央区内で確認できるハゼについては、2020年7月末に株式会社彦晴さんが「佃堀では、今でもハゼは釣れているのか?」でお書きになっていましたが、堀でもなく川でもなく、歩道でハゼに出会えるとは想像を超えてきました!
脳内では、「水たまり=困る」から「ハゼ=感激」にスイッチが切り替わり、時間指定の予定を控えていたにもかかわらずつい観察・撮影に夢中になってしまいました。
壁にくっついているハゼがいたのでしばらく見ていると、水中からカニが次々と姿を現し四面楚歌。
ハゼはカニとの共存に慣れているのか、見事な身のこなしで危機を難なく回避。
その後は、せっかくなのでカニも観察してみました。
小さなものから比較的大きなものまで、忍びながらも機敏に横移動をしており、都心に居ながらにして夏の「海」と「川」を満喫することができました。
日本橋川に近い場所だったこともあり、そこからあふれ出た雨水にのって歩道までやってきたのかもしれません。
このような生き物の情報は、中央区がオンラインで公開し、区内の一部施設で配布している「川の中の生き物たち」で詳しく紹介されています。
本記事では魚のような生き物を「ハゼ」と書きましたが、実は何種類ものハゼが中央区に生息しています。
主に区内で過ごす今年の夏は、この特派員的夏の自由研究に力が入りそうです。