建物好き必見!の企画展@本の森ちゅうおう
2024年10月25日(金)から12月26日(木)まで、「本の森ちゅうおう」2階の郷土資料館企画展示室にて企画展「受け継がれていく近代建築物~中央区近代建築物調査から~」が開催されています。
中央区は2011年から3年間、「中央区近代建築物調査」を実施。明治期から昭和40年までに建造された区内の建物を独自に調査し、特に貴重な価値があるものを100選として選定しました。その後の継続的な調査によると、老朽化のために取り壊されたものもありますが、変わらぬ姿を維持し、今なお使用されているもの、あるいは取り壊されながらも新しいカタチで保存・活用されているものもあるようです。歴史的建造物を受け継ぐアプローチは、多様であることが分かりました。
ギャラリートーク(11/10)、秋の文化財めぐり(11/24)、特別上映会「記録映像で語る中央区近代建築物調査」(11/29)といった連動イベントは既に終了していますが、12月26日(木)までの開催期間中であれば「記録映像で語る中央区近代建築物調査」を展示室のモニターで観ることができます。取り上げられている建物は「奥野ビル」「ふく倶楽部miyawaki別邸(旧乾家)」「鉄板焼Kurosawa(旧中村家住宅)」「中銀カプセルタワービル」「日証館」で、それぞれの建物の所有者/使用者が語る思いやお考えがたいへん興味深く、この映像(トータルで30分程度)を観るだけでも会場に足を運ぶ価値はあると思います。
本の森ちゅうおう
東京都中央区新富1-13-14
開館時間:午前9時から午後9時まで(日曜日、祝日は午後5時まで)
12月の休館日:12月19日(木)