浜離宮恩賜庭園 初春の装い
令和四年1月10日、新春の浜離宮恩賜庭園の清々しい空気と椿、蝋梅、梅などを見に行ってきました。
こちらの門松は竹三本を束ねる黒い棕櫚縄が梅を編んでいました。
この竹三本は、右側と対になっておりますが、大きい竹が外側にあり、門を守るように飾り付けられています。
門松の裾は、菰が巻かれていますが、腰蓑というか、スカートの様に上から藁を下ろしています。
足元の縄も何かを編んだようです。全体で、梅を表現しているのかもしれません。
冬の風物詩 植物を霜や雪から守る「わらぼっち」
庭園の受付を過ぎた所には、「藁ボッチ」かありました。
覆われた植物が何か? 尋ねてみました。
藁ボッチの中には、擬木と言って、芯になる木のようなものをいれてあるそうです。
(特に、蘇鉄とかそういうものを覆っているわけではないとの事です。)
こちらでは、”お飾り”と言うことです。
蝋梅 ロウバイ ソシンロウバイ
花木園でロウバイの開花した写真が撮れました。
写真に撮影した花びらは細長いですね。
花の芯が色づいているのが、「ロウバイ」と言われます。
リーフレットの花びらは丸いです。花びら全体が同じ色で、「ソシンロウバイ(素心蝋梅)」です。
「素心」とは、中国語で、「花弁が同じ色の事」を意味するそうです。
これは汐入の池から梅園の辺りで撮影できます。
雪吊り
「雪吊り」は、松の枝が折れないように、縄を張っててっ辺と各枝とを結びます。
傍にあった説明には、次の様に書かれています。
主として松に施される冬支度。降雪から植物を守り、枝折れを防止するのが本来の目的だが、雪の少ない地方でも、冬の添景物としての一役を担っている。
ゆきずりの鯉はいませんでした
小の字島へのお伝い橋の下に、鯉がいるかと思い、探してみました。
よく目をこらしてみると、魚体に縞がある魚を見つけました。 魚体は鯛の様です。
茶色い葉っぱの下に見えます。 「クロダイ」だと思いました。
潮入りの池の生きもの
潮入りの池の横堀水門の近くに「潮入りの池のいきもの」という説明パネルがあります。
ここで先ほど見た魚の名前があるかを調べてみました。
右端に、「クロダイ」という名前を見つけました。
丁度、4,2年生の男の子を連れたお母さんのグループに話しかけたら、「あっ、クロダイですね。 知っていますよ」と仰っていました。
銀造は、この岸壁でアカエイを見たことがあると話すと、「そうみたいですね」とよっくご存じの様子でした。
水ぬるむ頃に、又来たいなと思いました。 ちょうど、八重桜が咲き乱れる4月中旬ごろでしょうか。
椿咲き 蜜を求めて メジロ飛び
1月の花の少ない時期に、椿の花の蜜は最高のご馳走でしょう。
十羽以上のメジロが、枝から枝、花から花へと蜜を求めて飛び交っていました。
東風吹かば ほのかに香る 梅の花
水上バス乗り場からほど近い梅園では、梅が咲き始めていました。
1月11日から暫く休園となるようですが、梅林、菜の花畑のお花が満開になるときには、開園されていることを楽しみにしています。
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