中央区のこいのぼりと子育て稲荷
こんにちは。アクティブ特派員のHanes(ハネス)です。
4月末よりゴールデンウィークが始まりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
中央区内では、2022築地春まつり、鉄砲洲稲荷神社例大祭、新富座こども歌舞伎等のイベントが予定されており、街に活気が戻ってくることが予想されます。
5月5日にこどもの日を控えていることから、中央区内では4月下旬頃から徐々にこいのぼりが泳ぎ始めました。
箱崎公園では、新緑の間を縫うようにこいのぼりが公園を彩ります。
オフィスビルやマンションの多い中央区では小さなこいのぼりが主流ですが、こうして大きなこいのぼりを見かけると嬉しくなります。
こいのぼりとビルが1枚の写真に収められているのは中央区ならではの光景かもしれませんね。
築地魚河岸 小田原橋棟の北側では、こいのぼりが風になびいていました!
中央区には高層の建物が多いため、残念ながら「(♪)屋根より高い こいのぼり」とはなりませんが、このような季節の風物詩を大事にする中央区内には、どこか懐かしさを感じます。
また、こどもの日はこどもたちの健やかな成長を願う日ということで、銀座4丁目の路地裏に鎮座する「子育て稲荷」こと宝童稲荷神社を参拝してみませんか?
銀座レンガ通り沿いにいる猿の彫刻が示す方向へと歩を進めると、ビルとビルの間に設けられた秘密の抜け道のような細い通りが目的の神社へと誘います。
宝童稲荷神社の歴史は江戸時代に遡り、名主 弥左衛門が徳川将軍の子息の早世を防ぐため、江戸城内から勧請したものと言われています。
この名主にちなみ、当時この辺りは弥左衛門町(やざえもんちょう)と呼ばれており、都市史研究家 野口孝一さんが執筆された「銀座の歴史1 江戸時代の銀座」によると、当時の銀座の町名は、①造成を担当した大名の国名、②開発者の名、③御用町人の拝領屋敷の名、④集住した職人たちの職種の名が由来となっているそうです。
弥左衛門町は②に該当する町名で、同資料には、「もともとは日比谷お堀端にあった草創名主長谷川弥左衛門の土地が、寛永5(1628)年に幕府に召し上げられ、その替え地として現在の銀座四丁目並木通り両側の地を与えられ、弥左衛門町となった」と記されています。
(弥左衛門と将軍の関係も気になるところですが、今後の調査課題とします。)
この神社は、銀座に鎮座する11の神社からなる「銀座八丁神社めぐり」のコースに含まれており、 周辺の神社と合わせて参拝される方も多くいらっしゃいます。
(参考:「銀座八丁神社めぐり 2021」の案内はこちらから。)
ゴールデンウィークに中央区を訪れた際には、宝童稲荷神社でお子さんやお孫さんの健やかな成長を願ってみてはいかがでしょうか?
※掲載情報は、2022年4月24日時点のものです。
ご紹介スポット情報
箱崎公園
住所:東京都中央区日本橋箱崎町18-18
地図(Google mapが開きます):こちらから
築地魚河岸 小田原橋棟
住所:東京都中央区築地6-26-1
地図(Google mapが開きます):こちらから
ウェブサイト:https://www.tsukiji.or.jp/professional/uogashi/
宝童稲荷神社
住所:東京都中央区銀座4-3-14
地図(Google mapが開きます):こちらから