小猿

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ことのほか暑かった今年の夏、特派員さん達も風鈴の記事で涼しさをおすそ分けしてくれました。私もつられて風鈴を見に出かけました。

東銀座風鈴イベント

東銀座風鈴イベント 涼を聴く

中央区観光協会が主催している「東銀座風鈴イベント」の歌舞伎座の周りです。風鈴の始まりは中国で風鐸を竹林に下げて風の向きや音の鳴り方で吉凶を占ったとされています。この風鐸が仏教とともに日本に伝わりました。当時の日本では、強い風が流行り病や災いを連れてくると思われていて、風鐸が鳴っている間は災いが起こらないと信じてお寺の四隅に吊り下げるようになりました。

この「東銀座風鈴イベント」も長引くコロナ禍において疫病払いをしつつ、東銀座の夏に彩りを添えるイベントとして、約500個の南部風鈴と中央区三十七町の地域にちなんで描かれた「千社札」の短冊が下がっています。

ECO EDO 日本橋 ー夏を奏でる風鈴スポットー

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こちらは福徳神社横の森の風鈴小径です。よく見ると風鈴に混ざって四人の神様が隠れるように吊り下がってます。見つけたら幸運が舞い込む?

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コレド室町テラスのけやき広場に来ました。EKO EDO 日本橋 2022  の「ゆかたでぶらり。夏めぐり」と言うイベントで、クーラーなどなかった江戸の人々が夏を涼しく過ごすために行っていたことを、私たちの生活にも取り入れて見ようと風鈴も吊り下げられています。

けやき広場では涼しげな暖簾の周りに江戸ガラスの風鈴が並んでいます。ここにも一人神様が!この神様、暖簾をくぐって反対側にいます。

 

 

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パンフレットの地図を手にムロホンエリアの路地に入ります。宝探しの気分になって来ました。毘沙門天横丁で恵比寿様が見つかりました。風が通って鳴る風鈴を聴きながらしばし暑さを忘れます。福を頂けた午後でした。