銀座ギャラリーズ　うつろいゆく多様性展 at パークホテル東京 by 銀造

2022.9.1 9:00

銀座ギャラリーズ　うつろいゆく多様性展 at パークホテル東京

　パークホテル東京が主催する、銀座ギャラリーズの「うつろいゆく多様性展」が、５月１６日から１１月１３日（日）まで開催中です。汐留の超高層ビル、「Shiodome Media Tower 共同通信ビル」の２５階にパークホテル東京のアトリウムがあり、この階に沢山の作品が展示されています。

　平日の宿泊客のチェックアウトの終わった１１時ごろと、チェックイン前の２時ごろの２回にわたって、ゆっくりと拝見してきました。

２５階でエレベーターを降り、アトリウムの入り口で検温、手指消毒を済ますと、鉄製の「風神」、「雷神」の像が迎えてくれます。　とてもユーモラスなお顔と、特徴をあらわした「風を吹き出す袋」、「雷様の背後にはゴロゴロゴロと雷鳴を轟かす太鼓」が設えてあります。（実物は、実際に訪れて鑑賞してください）

パークホテル東京の取り組み　「室礼（しつらい）」おもてなしの心

　エレベーターの所で、A4版４枚、８ページにわたる写真と解説があるブックレットを入手してください。　このブックレットの最初に、パークホテル東京のあいさつが次の通り書かれています。

『パークホテル東京では、アートを媒介に日本の美意識のひとつでもある「室礼（しつらい）」によるおもてなしでゲストをお出迎えしています。　その取り組みのひとつとして、日本の四季を表現する展示会ARTcoloursを開催しています。　2022年夏・秋の展示は、銀座の画廊による任意団体「銀座ギャラリーズ」が開始いたします。　約４０軒の中から有志の８ギャラリーがとびっきりの作品をラインアップし、ホテルのアトリウムを彩ります。』（以下、割愛）

　鑑賞の前後には、レストラン・バーがあり、コラボレーション・メニューもありますので、お楽しみ頂けると思います。

パークホテル東京のご案内は、こちらです。

作品をちょっとだけご紹介

　私は、７月２２日と８月２６日の２回、鑑賞に出かけました。

ゆっくりと見て、作品の説明もじっくり読むと、作家の伝えたいことが分かってきました。

この作品の真ん中に展示されているのは、ギャラリ上田が出展の、「わ」です。作家さんのお名前は、蓮水（Rensui）さんです。墨痕鮮やかな輪の上には、沢山の珠玉と蝶々が散りばめられた丁寧で、夢のある芸術作品です。

　その右側に展示の作品で、上の作品は「跳ねる馬」、下の作品は「家族象」で、永井画廊が出展の、河嶋淳司さんの作品です。二つの作品からは躍動感、仲睦まじい家族を見て、うれしく感じました。

　銀座ギャラリーズ様から使用許可を頂いた写真で作品を紹介します。　

左側の７作品は、上の作品が、ギャラリー上田が出展の「Four Seasons 」で、さとうたけしさんの作品です。一枚の絵の中に、若葉、夏の盛りに咲いた”ひまわり”、紅葉も描かれています。まさに、”うつろいゆく多様性展”　だと感じました。

下の作品は、ギャラリー新居東京が出展の、むろまいこさんの作品で、la mañana （朝）です。真ん中の木の後ろから太陽が昇ってくるのが見えます。　私の脳裏には、メキシコの農村の風景が浮かんできました。

むろまいこさん　素敵で可愛い作品

　むろまいこさんは、メルヘンチックな絵だけでなく、ご覧のような動物を陶器で製作をなさるのですね。　これらの他にも、可愛い虎、ライオンも展示されていました。　多くの作品名がスペイン語で表示されているのは、留学経験があるのかなと思いました。多才で多彩な作家さんだと思いました。（やはり、メキシコに滞在経験があるとお聞きしました）

出展は、ギャラリー新居東京です。