おむおむ

秀山祭九月大歌舞伎

中央区は区民に、特に高齢者にとても優しい区です。
毎年、敬老の日を記念して、70歳以上の区民を対象に敬老大会を開催してくださいます。この会は、50年以上続いているそうです。
区内には日本を代表する大劇場がいくつかあり、とても恵まれています。歌舞伎座、新橋演舞場、明治座を順番に巡って招待をしてくださいます。区内在住の70歳以上約2万人を対象にご案内があり、申込者約8,800人を9月大歌舞伎にご招待をしてくださいました。

二世中村吉右衛門一周忌追善公演「秀山祭九月大歌舞伎」の第1部「菅原伝授手習鑑 寺子屋」を私は観ました

二世中村吉右衛門一周忌追善公演

二世中村吉右衛門一周忌追善公演 秀山祭九月大歌舞伎

昨年11月に逝去された二世中村吉右衛門一周忌追善で、ゆかりの演目が並んでいます。

菅原伝授手習鑑 寺子屋

菅原伝授手習鑑 寺子屋 秀山祭九月大歌舞伎

歌舞伎3大名作のひとつ「菅原伝授手習鑑 寺子屋」で松本幸四郎、尾上松緑が叔父の当たり役、松王丸と武部源蔵を日替わりで勤めます。

寺子屋にかくまう菅丞相の息子・菅秀才の首を討つように命じられた源蔵が、寺入りしたばかりの小太郎を若君の身代わりにすることを決意。初舞台を踏んだ2人のお孫さんと共演した中村又五郎の演技に存在感がありました。緊張感あふれる「首実検」の場面や恩義に報いるために我が子を犠牲にした松王丸、2組の夫婦の忠義と悲劇が観客の涙を誘いました。