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思いがけないところで中央区
以前「思いがけないところで築地」を書かせていただきましたが、今回は「思いがけないところで中央区」。それはニューヨークにて。
新型コロナウイルス感染症に対する水際対策が緩和されるのを待って、家族に会いにニューヨークに行ってきました。泊まった場所はマンハッタンの東側、最近日本人居住者に人気とウワサのルーズベルト島。ある快晴の朝、ルーズベルト島を散歩しました。
ルーズベルト島南端の公園、そこからの眺めは･･･。
あれ？ 何だか私の大好きな石川島公園にいるような既視感。まぁ聞いて下さい。
石川島公園の突端には
月島から隅田川に沿って北上すると石川島公園があります。その突端からは隅田川の上流方向、永代橋とスカイツリーが見えます。ルーズベルト島の南端、フランクリン D. ルーズベルト Four Freedoms 州立公園の突端からは、イーストリバーの下流方向、いくつかの橋と高層ビル群が見えます。（上の写真。公園名一部アルファベット表記は、カタカナだとわかりにくかったのでご容赦ください）
突端が上流向きか下流向きか、方向は反対だとしてもちょうど川が左右に分かれる場所。両方とも川べりの遊歩道を辿って行け、歴史的な意味がある施設の跡地で記念碑もあり、今は友好や平和への思いを込めた公園になっているなどなど、私の中に共通点が一気に押し寄せてきました。
そりゃあまぁ、規模の違いみたいなものは感じました。川幅もイーストリバーの方が広いみたいだし、ルーズベルト島の通りや建物、遊び場も一つ一つが大きくて広いように感じましたが、そこはまぁ基本的な国土の広さの反映ということで。
でもね、5番街を歩いても銀座・中央通りのほうがきれいで洗練されている気がしたし、デパートは銀座や日本橋のほうがわかりやすくてきれいだよね～、チェルシーマーケットより築地場外市場のほうが活気がある、なんて、密かに「勝ってる！」と思いました。
ホームとアウェイの違い？身贔屓？（笑）。
ルーズベルト島からマンハッタン島へ車で行こうとすると、いったん反対側のクィーンズ側に渡ってからルーズベルト島の上空を渡るクィーンズボロ橋（写真の橋）を渡ることになります。
マンハッタン島へ渡りたい人は、3種の公共交通機関（フェリー、トラム（ケーブルカー、写真の赤いゴンドラ）、地下鉄）を選べます。特にトラムは川を渡るだけ、降りてちょっと歩くと5番街（私のイメージ）で、住む人にも観光客（車内からマンハッタンの高層ビル群やイーストリバーが見渡せる）にも助かる交通機関でした。また、フェリーも川を下っていくつかの停船場を経てウォール街へと、渋滞なしの通勤や観光乗船にも便利。
銀座という観光地、大勢の人が住むようになる晴海と、中央区も両方のニーズに応えられる公共交通手段がもっと便利になるといいなぁと思いました。