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坂本町公園はオフィス街の真ん中にあり、芝生の丘と広場、小川のせせらぎがある公園です。歴史的には、1889年に東京ではじめてできた市街地小公園で、阪本小学校（第一大学区第一中学区第一番官立小学阪本学校）に隣接する形で作られました。1923年関東大震災ではまわりも焦土と化し、避難所として活用されたことから、その後の復興公園整備での学校と公園の一体化の方針につながりました。戦後の復興を経て、阪本小学校の建て替えに伴う3度目の改修が2021年に完成しました。

　さて、そんな歴史ある坂本町公園でいろいろなイベントが開かれているということを知ったのは、たまたま通りかかった公園で見かけたポスターでした。11月12日には「ナイトシネマ」があるというので行ってみました。

上映演目は「ルパン三世カリオストロの城」で、この日は気温も暖かく、キッチンカーも来ていて多くの親子連れが芝生の上で食べたり飲んだりしながら映画を愉しんでいました。主催が地元の茅場町商店会ということで、加盟店のレシートを持っていくと芝生内に入れます。

　このイベントに協力している坂本町公園未来グリーンクラブの方にお話しをうかがったところ、地元の町会や企業、また中央区の協力で、定期的に坂本町公園でイベントを開催しているそうで、ジャズの演奏会を行った時は平日の夜に開催し、付近の会社員もたくさん訪れたそうです。坂本町公園未来グリーンクラブは、公園の改修の際から計画に参画し、普段は公園の清掃や芝生の整備に協力しながらイベントなども企画し公園を軸に地元の活性化を目指して頑張っているということでした。

　11月27日（日）には、「焼いも大会」と「こどももちつき体験」「街歩きロゲイニング（謎解き散歩）」が開催されます。是非お近くの方は参加してみてはいかがでしょうか。

　こういった街中の公園を軸に地元の住民と企業、行政が協力して町を盛り上げていくというのは素晴らしいことだと思います。これからも頑張っていただきたいと思います。