日本橋で登録無形文化財を食べる
生菓子実演が見れる、食せる
食べるアート、練りきり生菓子が出来上がるさまを鑑賞し、抹茶と共に味わう実演コーナーを紹介します。その素晴らしい仕上がりに食べないで持ち帰ろうとする外国人がいるそうですが、生菓子ですからね。
お江戸日本橋から歩くこと数分、コレド室町3の1階にある和菓子の老舗、鶴屋吉信。通りから中をのぞくと奥にカウンターが見えます。そこが実演「菓遊茶屋」。6席のカウンターは混んでいることが多いので、空いていたらラッキーです(予約はできません)。
練りきりとは白あんに求肥やつくね芋、山芋などの材料を加えて練り上げたお菓子のこと。季節の移ろいを表現した伝統菓子です。令和4年に文化庁から無形文化財に指定されました。
桜の中央部分のグラデーションを付けるのに餡は二つに分けて用意します。それを合わせて、丸みを付けて、花弁をつけて、最後の花芯は良く見えるように目の前に差し出してくれました(意表をつかれたので写真はナシ)。
江戸時代後期に誕生した練りきり。白あんに求肥などのつなぎを混ぜ、練ってはちぎる、ちぎっては練ったので「練りきり」だそうです。お菓子1つに抹茶と煎茶が付いて1430円。
京菓匠 鶴屋吉信 三越前駅A6出口 コレド室町3
※写真の使用許可を得ています