はじめ

日本一長い?信号機のフード@中央区

中央区八重洲通りの亀島橋東詰にある信号機が、NHKのテレビ番組「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」の「街の信号機、いくらするか知ってます?」の回(2023年6月10日(土)に初回放送)で紹介されました。交差点の脇道に向けて設置された信号機のフードは約1メートル。日本一の長さかもしれません。間近で見ると、確かにマジで長いです。

 日本一長い?信号機のフード@中央区

上記番組での説明によると、誤認防止が超ロング・フードの目的で、異なる信号機の信号が視界に同時に入ってくることを防いでいるそうです。亀島橋東詰の交差点の場合、確かに脇道が鋭角に交差しているため、長いフードがないと脇道に向けた信号機の信号が八重洲通り(亀島橋東詰側に向かって)から目に入って頭が混乱してしまう可能性が高そうです。伊達にフードが長いわけではありません。

 日本一長い?信号機のフード@中央区

※写真上左は脇道から、写真上右は八重洲通りから撮影(亀島橋東詰側に向かって)

 日本一長い?信号機のフード@中央区

ちなみに、亀島橋西詰北側には「堀部安兵衛武庸之碑」があります。赤穂浪士のひとりで、高田馬場の仇討ちで知られる堀部安兵衛武庸が一時、京橋水谷町(現在の八丁堀一丁目・二丁目)に住んでいたことを記念して建立されました(ただし、堀部安兵衛武庸が生きていた当時の京橋水谷町は、現在の銀座一丁目の水谷橋公園辺りにありました)。

 日本一長い?信号機のフード@中央区

また、亀島橋西詰南側には、「八町堀を詠む」「菊の花 咲くや石屋の 石の間(あひ)」「芭蕉 五十歳 元禄六年(一六九三)」と刻まれた松尾芭蕉の句碑があります。この辺りは石材を船で運ぶのに便利な水路があるため、石屋が多かったようです。

 日本一長い?信号機のフード@中央区

さらに、亀島橋東詰北側には亀島橋と新川の歴史についての説明板があります(改めて勉強になりました)。

 日本一長い?信号機のフード@中央区

赤穂浪士が仇討ちの帰りに通った橋ともいわれている亀島橋。デザインは地味かもしれませんが、4つの橋詰はそれぞれ個性的です。

 日本一長い?信号機のフード@中央区

※超ロング・フードの信号機のある交差点(東京中央区観光ガイドマップ 中央区観光協会)