『銀座』はどこまで?
銀座を一周してみましょう! ⑮
~ 築地川銀座公園 ~
リモートで、愛する中央区をナビゲートします、rosemary sea です。
「『銀座』はどこまで? 銀座を一周してみましょう!」シリーズ、第15回を迎えました。
今回は「築地川銀座公園」をご紹介させていただきます。
また、同公園内にあります「名犬チロリ記念碑」、「『月を呼ぶ』像」につきましても触れていきます。
築地川銀座公園
前々回、前回に引き続き、「公園シリーズ」継続となります。
画像は築地川銀座公園の、万年橋北東側、大きな面積を占める部分です。
画像手前には足つぼの健康器具があります。
画像中央左、公園内ではほぼ中央、画像では中央やや左に位置しますのが、「名犬チロリ記念碑」です。
この公園にも花壇があります。
数十年に一度、咲くといわれるリュウゼツラン(竜舌蘭)。
築地川銀座公園にあった植物(※)は、「アガベ・ベネズエラ」と言い、リュウゼツラン科のアガベ属でリュウゼツランの仲間です。
平成30年6月、アガベ・ベネズエラは花壇部分の改修で植栽した後、令和4年3月に開花し、銀座公園に彩りを添えてくれました。
その後の様子を見守ってまいりましたが、花が枯れ茎が傾斜しはじめたため、倒木の危険もあり、台風シーズンを迎えた令和4年8月に撤去を行いました。
撤去の際に採取したアガベ・ベネズエラの子株がすくすく育ち、ご希望の方に2世をお配りすることができたなど、開花を終えてもなお、楽しませてくれた植物でした。
長い間あたたかく見守ってくださり、ありがとうございました。
ー 中央区ホームページ より ー
※ 現在は「アガベ・ベネズエラ」は、築地川銀座公園にはありません。
・・・どなたかのところで、「築地川銀座公園アガベ・ベネズエラ2世」が育っているのでしょうね。
数十年に一度の開花も感慨深いものとなるでしょうね。
名犬チロリ記念碑
築地川銀座公園の中央に位置します、名犬チロリ記念碑です。
チロリは、捨て犬からの日本初のセラピードッグです。
人形町生まれの米国在住・大木トオルさんという方が1992年の一時帰国の際、廃墟の裏で保護した母犬と子犬たち。
里親探しの末、子犬たちは里親のもとへ。
ですが右後ろ足にハンディを持つ母犬1頭が残ってしまいました。それがチロリ。
ところがチロリは特別な才能を持っていました。深い愛情と優しさ、物覚えが良いことなどの、介護犬としての素質。
訓練を重ね、過去に棒で虐待されたであろう苦手意識も克服し、晴れてセラピードッグとなりました。
そしてチロリのセラピードッグとしての活躍により、「国際セラピードッグ協会」も誕生しました。
チロリは、セラピードッグの普及に貢献した、特別な犬となったのです。
・・・チロリが乳がんで亡くなったのは今からちょうど18年前の2006年3月、そしてこの記念碑がここ築地川銀座公園に建てられたのがその翌年の2007年です。
名誉セラピードッグ認定1号犬
名犬チロリ記念碑
捨て犬チロリは、子犬たちと共に殺生処分寸前を助けられ、後にセラピードッグ(動物介在療法)の代表犬として全国で活躍し多くの高齢者や障がい者に大きく貢献しました。
その無償の愛情を捧げる姿は人々に生きる勇気と病気回復への希望を与えました。
この1頭の捨て犬の社会福祉への功績は犬史に残ると共に日本の動物愛護法に多大な影響をもたらせました。
ありがとうチロリ.....2006.3.16永眠
国際セラピードッグ教会 大木トオルPh.D.
名犬チロリ記念碑の足元には、上の画像のようなレリーフが埋め込まれています。
「チロリ」の本もこれだけありました、4冊。
左上の1冊が最も有名です。
右下の1冊は幼児向けです。
左耳が少し垂れていて、少々短足なのが特徴のようです、とても可愛いですね。
頭も性格も良いのが伺われます。
このブログでも多くの方々がこれまで「チロリ」について記されています。
その主なものをご紹介します。
⇒ 2015年4月20日 kimitaku さん『セラピー犬「チロリ」の像』
⇒ 2019年9月7日 湊っ子ちゃんさん『中央区のセラピードッグ 名犬チロリ』
⇒ 2022年7月29日 夜行列車さん『名犬チロリと育ての親大木トオルさん』
『月を呼ぶ』像
名犬チロリ記念碑の奥側にあります像です。
女性の像です。
上の画像は、築地川銀座公園の、万年橋の南西側の部分です。
面積は北東部分に比べ、小さなものとなっています。
「築地川銀座公園」は、上の地図上の中央やや上、赤丸で囲みました。
銀座全図の右側、赤いラインを進みました。