隅田の花火

山王祭が始まったゾゥ

6月7日金曜日。山王祭が始まりました。

このお祭りの見どころを2つ挙げるとすれば、7日金曜日の神幸祭と9日日曜日の下町連合渡御。ということで本日7日、神幸祭を観に行って参りました。

とはいっても都心の広範囲を練り歩くこの神幸祭。全てを歩くのはさすがに難しいので、東京駅の駅舎のある方・皇居前(千代田区)から見物を開始し、その後中央区の各地を巡ってみました。

 山王祭が始まったゾゥ

この神幸祭の巡行は、総勢500人・300メートルにも及ぶ大御列。御鳳輦・宮神輿・山車など、とても華やかで上品な巡行なのですが、

 山王祭が始まったゾゥ

<諫鼓鶏(かんこどり)>

 

この巨大なオシリの山車が、今回初登場となりました。

 山王祭が始まったゾゥ

ゾウさんです。

なんでも徳川吉宗公の頃 、江戸にゾウさんがやってきて人気を博し、その後ゾウさんの山車が江戸時代の山王祭に登場していたのだとか。今回の山車は、中央区のなじみの企業でもある清水建設さんと日本橋髙島屋さんが奉納されたもののようです。

 山王祭が始まったゾゥ

日本橋髙島屋さんにとって、ゾウさんはとてもゆかりのある動物ですからね。

近くで見ると割と迫力のあるこのゾウさんですが、鍛冶橋から中央区に入り、

 山王祭が始まったゾゥ

<京橋・東京スクエアガーデン>

日本橋茅場町にある日本橋日枝神社(摂社)へと到着。しばし休憩されておりました。

 

 


程なくして、御列は日本橋日枝神社を出発し、

 山王祭が始まったゾゥ

<摂社日枝神社>


ゾウさんも重い腰を上げます。そして日本橋の交差点を左へと曲がり、中央通りに入りました。もうすぐ高島屋です。

 山王祭が始まったゾゥ

<兜町>

 

日本橋髙島屋さんの建物は1933年築で重要文化財。戦後の一時期、この建物の屋上には、「髙子」さんというゾウさんがいて、すさまじい人気を博していたことがありました。

 山王祭が始まったゾゥ

今日も暑い日本橋髙島屋の前>

 

今回は、そういった日本橋髙島屋さんの歴史を感じさせるような一幕。今日のゾウさんは屋上に上ることはありませんでしたが、店の前を通過すると、あつい拍手が沸き起こっておりました。

 

そして、たくさんの人の銀座通りを抜けて、御列は日枝神社へと戻っていったのでした。

 山王祭が始まったゾゥ

<銀座四丁目交差点>

 

さて、9日日曜日は中央区を舞台とした連合渡御。下町のワッショイワッショイ系です。クライマックスは日本橋髙島屋さんの前になるということで、これまたまた熱くなりそうです。皆さま、ぜひお越しください。