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江戸下り酒文化伝承の地「新川」で店を構える「日本盛」さん、東京支店長にインタビューしました!

1月20日から2月3日は二十四節気の大寒で、一年中で最も寒い時期に当たります。この時期の水は「寒の水」と呼ばれ、雑菌や不純物が少なく、長期間の保存に適しているため、日本酒の仕込みに最適です。

今回のブログは、そんな日本酒をテーマとし、江戸時代、上方(伊丹や池田、灘等)で造られ、江戸へ運ばれた日本酒の荷揚場として賑わった「新川」で店を構える「日本盛」さん、東京支店の鈴木隆雅支店長にインタビューさせていただき、「日本盛」さんの歴史や商品、そして日本酒の魅力について、お伝えできればと思っています。

鈴木支店長とは昨年末、「加島屋」(中央区新川1-7-4)さんの廣岡孝治社長のご紹介により、「新川大神宮 樽酒祭」(12月のブログ)でお会いし、今回のインタビューが実現しました。

 

 江戸下り酒文化伝承の地「新川」で店を構える「日本盛」さん、東京支店長にインタビューしました!

「日本盛」さん、東京支店の鈴木隆雅支店長。テーブルには後程ご説明いただく「生原酒ボトル缶」をご用意いただいていました。

「日本盛」さんはどんな会社ですか?

「もっと、美味しく、美しく。」をスローガンに130年以上の歴史を歩んできた酒造メーカーで、本社は兵庫県西宮市にあります。

創業は1889年(明治22年)で、地元の若手有志が西宮市を盛り上げていこうということで「西宮企業会社」を設立しました。当時、酒造業は弊社事業の一部だったのですが、1896年(明治29年)に酒造業に一本化し、社名を「西宮酒造株式会社」に変更しました。

そして、翌1897年(明治30年)には、弊社の代表商品となる「日本盛」と「惣花」の販売が開始され、1913年(大正2年)には、宮内庁御用酒「惣花」の詰元となりました。

また、1961年(昭和36年)には、日本酒業界で初めてとなるCMソングを使用したテレビCMを放映しました。「日本盛は良いお酒~♪」のメロディーや歌詞を覚えている方も少なくないのではないでしょうか。

弊社は、ご説明のとおり、元々は「西宮酒造株式会社」という名前だったのですが、社名が浸透しづらい状況がありました。電話がかかってくると、当然、「西宮酒造です」と言うのですが、お客さまから「日本盛にかけたのだけど…」ということが少なくありませんでした。そこで、2000年(平成12年)、社名をお酒の名前でもある「日本盛」にしてしまおう、ということになったのです。

弊社は、創業後すぐに株式会社に変更したのですが、世襲制が多いこの業界では珍しく、今でいう明治時代のベンチャー企業であったと思います。そのような背景もあり、社内はチャレンジ精神とベンチャースピリットにあふれ、それは「生原酒ボトル缶」といった各種商品にも現れていると思います。このボトルタイプのリキャップ型の商品は、手軽にアウトドアに持ち出せて、飲み残してもキャップを閉めればまた飲めますよ、というもので、当社が初めてとなります。

東京支店の歴史を教えてください。

東京支店の歴史を教えてください。 江戸下り酒文化伝承の地「新川」で店を構える「日本盛」さん、東京支店長にインタビューしました!

昭和20年代の「火保図」(「中央区沿革図集[京橋篇]」(中央区立京橋図書館/平成8年3月31日発行)より)。昭和24年までに埋め立てられた新川の右岸(南側)に「西宮酒造KK東京出張所」があるのがわかります。ちなみに「火保図」とは、火災保険の料率算定のために作製された地図で、「火災保険地図」または「火災保険特殊地図」とも呼ばれます。

 

1950年(昭和25年)9月に東京出張所ができました。住所は越前堀3-3で、5年程そこにいて、1955年(昭和30年)4月に新川1丁目のNSビルに移り、1992年(平成4年)に建て替えました。そして、2015年(平成27年)5月に新川2丁目のこのビルに移って、現在に至っています。

新川に来る前は、西宮から足を運んで、問屋さんに代理店として販売いただいていました。そして、その問屋さんがことごとくここ新川に集まっていたので、この利便性を考え、こちらに店を構えるようになりました。ただ、それは1950年(昭和25年)だったので、遅い方だったと思います。その頃は既に大手どころは、ほぼ出そろっていたと思います。

 

 江戸下り酒文化伝承の地「新川」で店を構える「日本盛」さん、東京支店長にインタビューしました!

現在、東京支店が入っているヒューリック八丁堀ビル(東京都中央区新川2-12-15)。

東京支店はどういう方面に営業されていますか?

企業さんを中心に営業をしています。もちろん間に問屋さんが入りますが、どちらかというと、その先のドラッグストアさん、ディスカウントストアさん、スーパーさん、業務用酒販店さん、時として飲食店さん、そういった業態が多いです。当然、間には問屋さんがありますで、問屋さんのご了承をいただきながら営業しています。

エリア的には、首都圏全域です。北関東まで入れて、新潟、長野、山梨までを管轄しています。さらにいうと、仙台と札幌も東京支店傘下となります。

日本酒といえば、水と米で造られ、そこに技が加わり完成されると思います。まずは使用されている「水」について教えてください。

「宮水(みやみず)」(「西宮の水」の略)を使用しています。「宮水」は全国えびす神社の総本山である西宮神社南東部の約500m四方に湧き出ている名水で、その場所は弊社の本社のすぐ近くです。

これはちょっと自慢話で恐縮なのですが、各社さんがタンクローリーで「宮水」を汲みに来られてくる中で、弊社だけが直接工場まで配水管を引いて、この「宮水」を受け取っています。

この「宮水」も、昭和中期以降の高度経済成長期には、高速道路、鉄道の高架、マンションの建設等により、その採取が危ぶまれたこともありました。また、阪神淡路大震災では、水脈が変わってしまうのではないか、という冷や冷やした話もありました。しかし、灘五郷酒造組合等の関係者の皆さまのご尽力によって、現在では質、量ともに安定した湧出となっています。

「宮水」は、中硬水(※1)といわれ、リン、マグネシウムといったミネラルが豊富で、ごく微量の塩分が含まれているといわれていて、それがまた絶妙らしいのです。私にはその世界はよくわかりませんが…。

 

(※1)中硬水とは

水に含まれるミネラル成分のうち、マグネシウムとカルシウムの合計含有量を示す指標が「硬度」で、このミネラル成分の含有が多いものを「硬水」、少ないものを「軟水」と呼んでいます。WHO(世界保健機関)の水質ガイドライン(アメリカ硬度)では、以下のとおり分類され、「中硬水」は軟水と硬水の中間的なものとなります。

・ 軟水   :0~60mg/l 未満

・ 中硬水  :60~120mg/l 未満

・ 硬水   :120~180mg/l 未満

・ 非常な硬水:180mg/l 以上

日本の水はほとんどが軟水です。8月に訪ねた「今田酒造本店」(広島県東広島市安芸津町三津3734)さんの「富久長(ふくちょう)」も、軟水で造られたお酒で、「醸造酒の父」といわれている三浦仙三郎翁が「軟水醸造法」を開発したことは8月のブログでもご紹介しました。

日本酒は主に水と米を原材料として造られるため、どんな水を使用するかでその品質が大きく変わるといわれているわけです。

* 以上、青字は New River のコメントでした。

次は「米」について教えてください。

期間限定とか特別なもの以外は、比較的融通を利かせて、そのとき一番良い状態の酒米を使わせていただいています。ですので、逆に何を使っているのか、と聞かれてもすぐに答えられないことが少なくありません。

ただ、「惣花」みたいなブランドのお酒になると、山田錦とか五百万石ですよ、と躊躇なくお答えしているのですが、一般の方々に流通するようなお酒については、いかにいつも美味しく召し上がれるかがポイントだと思っていますので…。

まさに、酒造事業のスローガン「もっと美味しい、毎日へ。」の追求です。

そして、灘のお酒は「丹波杜氏(たんばとうじ)」の「技」がなくてはなりません。

今は大卒の社員が「丹波杜氏」の技を引き継いで造っています。いわゆる大きなタンクに詰め込んでコンピュータ制御による「四季醸造(しきじょうぞう)」といわれる酒造りを年間を通してやっています。ただし、鑑評会に出すような一部のお酒については、24時間人が見張り続けながら造っていて、そういうところではしっかりと技術を発揮してもらうようにしています。

お米に関しては、先程も申しましたとおり、四季折々そのとき一番良いものを新米に限らず使っており、それらのお米で造ったお酒をブレンダーがブレンドして品質を均一化しています。ですので、厳密にいうと、若干味わいが違う可能性もありますが、そこはそれなりの技術でカバーしています。

また、「生原酒ボトル缶」のような生原酒はブレンドしてはいけないもので、できたそのままのお酒を味わっていただくのですが、品質が均一でないとナショナルブランドとしては失格ですので、しっかりと品質管理をさせてもらっています。

御社のフラッグシップ商品というと、やはり「惣花」でしょうか?

御社のフラッグシップ商品というと、やはり「惣花」でしょうか? 江戸下り酒文化伝承の地「新川」で店を構える「日本盛」さん、東京支店長にインタビューしました!

「日本盛」「惣花」が二大ブランドで、早い時期から選別し、その二つを中心に売っていこう、と既に大正時代にはそのようになっていました。

「惣花」については、登録商標は「加島屋」さんがお持ちです。明治の初期、1883年(明治16年)頃だったでしょうか、登録商標となり、当時は「廣岡助五郎商店」といって西灘地区で酒蔵もやられていました。しかし、1912年(明治45年)に酒造業を廃止され、東京で酒問屋業に専念されたことから、1913年(大正2年)に弊社がその依頼を受け、宮内庁御用酒「惣花」の詰元となりました。弊社は1906年(明治39年)から「惣花」を東京に積み出していまして、「加島屋」さんとは、昔から強いつながりがありました。

「惣花」はわれわれにとってなくてはならない商材です。宮内庁御用酒という、これほど栄誉なお酒はありません。その詰元をしっかりと承らせていただいているということで、その名に恥じないように引き続き頑張って販売させていただきます。

 

*「惣花」の詳細はこちら

さらに御社の商品、トピックスを教えてください。

2015年(平成27年)に発売した「生原酒ボトル缶」は、業界初のものです。生原酒ですので、加水も加熱処理もしておらず、アルコール度数が高くなっています。一番高いのが「本醸造」で、19~20%。以下、「大吟醸」は18~19%。「純米吟醸」と「純米大吟醸」が16~17%になっています。

 次に、日本酒度(※2)を見てみますと、「大吟醸」は+4.0と辛口で、「純米大吟醸」は-7.0、「純米吟醸」は-5.0と甘口になっています。これは、「大吟醸」は、醸造アルコール(※3)を添加していますので、日本酒度が高くなり(糖度が少なくなり)、辛口になる傾向があります。また、「本醸造」にも醸造アルコールが入っていますが、旨味を強くしている分、日本酒度は-6.0と甘口に仕上がっています。

醸造アルコールは、主に糖蜜(廃糖蜜)やとうもろこし等を発酵・蒸留して造ったアルコールです。醸造アルコールというと、一般の方からすると、ものすごくマイナスのイメージを抱かれることが多いものです。しかし、醸造アルコールを添加することにより、すっきりとしたバランスのよいお酒に仕上がるので、毎日飲んでも飲み飽きないです。純米酒は旨味がそれなりに付いてくるので、どうしてもずっしりと重い傾向にあります。どっちが好きか、というと、これはもう嗜好品、好みなので、どちらがということはできませんが、私はこちらの「本醸造」が好きです。

 

(※2)日本酒度とは

水の比重をゼロ(±0)とした場合の日本酒の比重を数値化したもので、糖分等のエキス分が多いほど重たくなり、マイナスを示します。一方、糖分等のエキス分が少ないほど軽くなり、プラスを示します。よって、マイナスを示せば「甘口」、プラスを示せば「辛口」とされています。

(※3)醸造アルコールとは

いわゆる甲類焼酎と同じ製法で造られた蒸留酒をいい、糖蜜(廃糖蜜)やとうもろこし等が原料となります。

元々は腐造(ふぞう)と呼ばれる発酵の失敗を防ぐためにアルコール分の高い焼酎を加えていたことが醸造アルコール添加の原型とされていますが、現代では、味わいを軽快化したり、吟醸香を引き出すことを目的として添加されています。

* 以上、青字は New River のコメントでした。

 

トピックスというと、昨年の3月、「JAPAN SODA(日本酒ソーダ)」という発泡性の日本酒を発売し、おかげさまで大好評をいただきました。アルコール度数は7%と低アルコールで、原材料は国産米と米こうじだけ、甘さを抑えたすっきりとした日本酒ソーダです。

そして、今度は「JAPAN SODA(日本酒ソーダ)」をフレーバー展開してほしい、というお話を各方面からいただきまして、この春は「JAPAN SODA(日本酒ソーダ[柚子]」で新たなチャレンジをさせていただこうと思っています。発売は2月22日の予定です。ぜひお飲みになってください。

 

 江戸下り酒文化伝承の地「新川」で店を構える「日本盛」さん、東京支店長にインタビューしました!

「生原酒ボトル缶」と「JAPAN SODA(日本酒ソーダ)」のラインナップ。

左から「生原酒純米大吟醸」「生原酒純米吟醸」「生原酒(本醸造酒)」「生原酒大吟醸(モンベルデザインボトル)」「JAPAN SODA(日本酒ソーダ)」「JAPAN SODA(日本酒ソーダ[ 柚子])」。

 

*商品情報の詳細はこちら

キャンペーンとかはありますか?

キャンペーンとかはありますか? 江戸下り酒文化伝承の地「新川」で店を構える「日本盛」さん、東京支店長にインタビューしました!

弊社は、あまりキャンペーンとかは打たないのですが、商品軸の話をしますと、「生原酒ボトル缶」ともう一品、紙パックの「糖質ゼロプリン体ゼロ」という商品があります。

どうしてもナショナルブランドメーカーの紙パックというと、いわゆる経済酒が中心になりがちだったのですが、この商品は健康を切り口としたもので、糖質ゼロという商品は各社さん取り揃えて出していますが、さらにもう1つ付加価値を付けようということで、プリン体ゼロも付けた商品として、2015年(平成27年)に出させていただきました。

プロに言わせると、そもそも日本酒はそこまでプリン体はないのでは?ということで、バイヤーさんレベルからはそれほど引きは強くなかったのですが、一般消費者の目線からは、糖質だけでなく、プリン体までゼロだ、これはすごいな、ということでかなり火がつき、2023年(令和5年)4月からは寺川綾さんを新CMキャラクターとしてお迎えし、新CMを放送したことも手伝って、発売からもうすぐ10年になりますが、いまだに伸び続けています。

また、去年はモンベルさんとタイアップし、「生原酒ボトル缶」で「モンベルデザインボトル」を発売しました。それにより、アウトドアで飲むイメージができてきたと思います。これでモンベルさんとは計3回のタイアップとなりました。ちなみに、タイアップはスポット・スポットでやっていて、大体1回、3か月ぐらいで終了します。

 

*「 糖質ゼロプリン体ゼロ」の詳細はこちら

*「モンベルデザインボトル」の詳細はこちら

地酒ブームが続いています。地酒メーカーさんとの競合、意識されていることはありますか?

私は一昨年まで3年間、仙台営業所にいました。仙台を含め、東北エリアは地酒が異常に強く、各県ごとにいわゆる“主”と呼ばれる方がいらっしゃいまして、そういったところで、張り合っても仕方がないと思っています。ですので、そういうときこそ、地酒メーカーさんにはできないもので勝負をかけていく、決して地酒メーカーさんの商売の邪魔はしませんよ、そこは手を取り合ってやっていきましょう、と常に平和の意識をもって接しています。共存共栄というのが営業スタイルです。

「酒蔵通り煉瓦館(さかぐらどおりれんがかん)」に行ってみたいです。

「酒蔵通り煉瓦館(さかぐらどおりれんがかん)」に行ってみたいです。 江戸下り酒文化伝承の地「新川」で店を構える「日本盛」さん、東京支店長にインタビューしました!

「酒蔵通り煉瓦館」は、日本酒の良さと楽しみ方を情報発信する施設で、弊社の食文化事業のスローガン「もっと楽しい、一日へ。」を具現化している場所です。灘五郷の各蔵元さんには、資料館やお土産を販売しているショップが併設されているところが多く、まさに日本酒のテーマパークです。お酒のお好きな方にはたまらないと思います。ぜひ一度お越しください。

 

【酒蔵通り煉瓦館】

https://www.rengakan.com/

兵庫県西宮市用海町4-28

電話:0798-32-2525

営業時間:11:00~21:00(各店舗により異なります。)

 

*食文化事業の詳細はこちら

御社には「もっと美しい、明日へ。」をスローガンとされている化粧品・健康食品事業もあります。

御社には「もっと美しい、明日へ。」をスローガンとされている化粧品・健康食品事業もあります。 江戸下り酒文化伝承の地「新川」で店を構える「日本盛」さん、東京支店長にインタビューしました!

化粧品・健康食品もかなりの大きな事業に育っています。売上シェアとしては2割ぐらいです。

同事業は、各社さんも追随されていますが、米ぬかを使った化粧品は弊社が先駆けです。かれこれ三十数年経つと思います。そもそも産業廃棄物として逆にお金を払って引き取ってもらっていた米ぬかを再利用しているのですが、それは、SDGsの走りだと思っています。

事の始まりは、私たちの大先輩にあたる一女性社員が声を上げたことによります。それをまた実現してしまうこの会社ってすごいな、と思います。これも弊社の社風である、チャレンジ精神、ベンチャースピリットの現れだと思っています。

 

*化粧品・健康食品事業の詳細はこちら

最後に、おすすめの飲み方、鈴木支店長の晩酌スタイルを教えてください。

普段、帰宅してまずは「JAPAN SODA(日本酒ソーダ)」をプシュッと開け、一気飲みです。これで喉を潤し、いざ食卓につき、おかずをつまみながら、この白いやつ「本醸造」をちびりちびりと飲みます。

「本醸造」は、日本酒度が-6.0の甘口で、何にでも合うオールマイティーです。肉系とかにもいけます。

一方、「大吟醸」は、日本酒度が+4.0の辛口で、どちらかというと、つまみは白身魚等の淡白なものが合うかと思います。「純米吟醸」「純米大吟醸」といった純米系は、旨味があって、ずっしりと重たい傾向があるので、比較的味の濃いものとか赤身魚とかに合わせるのがよいのかなと思います。

余談になりますが、昨年、この「JAPAN SODA(日本酒ソーダ)」を発売したときは、実は「唐揚げやギョーザにも合う」というフレーズを使いまして、得てして日本酒と合わせづらい食材に実は合うんです、という触れ込みで発売させていただきました。ですから、これも何にでも合うと思います。やはりオールマイティーです。

おわりに

おわりに 江戸下り酒文化伝承の地「新川」で店を構える「日本盛」さん、東京支店長にインタビューしました!

東京支店の入口には、純米大吟醸酒「惣花」のポスターと「糖質ゼロプリン体ゼロ」CMキャラクターの寺川綾さんのサイン入り色紙が大切に飾られてありました。

 

今回、鈴木支店長から色々なお話をお伺いでき、「日本盛」さんの進取の精神・気風が「日本盛」さんの強みだと感じました。支店長は弊社は業界の中で異質だとおっしゃっていましたが、その異質さは、まさに創業からのチャレンジ精神とベンチャースピリットに由来しているのだと思います。次々と新しいヒット商品が生み出されていく理由はそこにあったと理解しました。

また、「生原酒ボトル缶」の詳細なご説明(ご講義)により、おかげさまで日本酒の知識の整理もできました。かつては私も日本酒は純米酒が一番だと思っていましたが、今回の取材を通じ、醸造アルコールを添加することによって、よりバランスの良い飲みやすいお酒になることが改めてわかり、大変勉強になりました。「生原酒ボトル缶」に合う食材も教えていただきましたので、支店長に見倣い、これから実践していこうと思います。

今回は、日本酒のプロから日本酒の美味しい飲み方も教えていただこうと思っていましたので、収穫大のインタビューとなりました。

 

 江戸下り酒文化伝承の地「新川」で店を構える「日本盛」さん、東京支店長にインタビューしました!

写真上)「新川大神宮 樽酒祭」(2023年12月27日開催)での「日本盛」さん出展ブース。

写真下)「冬祭!地酒&地肴2024 in 代々木」(2024年1月26~28日開催)での「日本盛」さん出展ブース。

 

【日本盛株式会社】

https://www.nihonsakari.co.jp/index.shtml

本社・工場

〒662-8521

兵庫県西宮市用海町4番57号

TEL(0798)32-2501

東京支店

〒104-0033

東京都中央区新川2-12-15 ヒューリック八丁堀ビル8階

TEL(03)3552-7931

 

*本ブログは「日本盛」さん、東京支店の鈴木隆雅支店長のお話に加え、同社ホームページ、さらには「新訂 日本酒の基/NPO法人FBO(料飲専門家団体連合会)」等を参考に作成しました。