New River

加島屋社長と2023年を振り返る!
~12月27日には「樽酒祭」も開催!~

 

「新川」を起点に特派員活動をしている「New River」です。

早いもので今年も残すところ、あと10日ほどとなりました。2023年は皆さまにとってどんな一年だったでしょうか?

私は2月に中央区観光検定試験に合格し、中央区観光協会特派員の活動を通じて、勤めている新川をさらに知ることができ、多くの皆さまと出会えたことが最大の喜びです。

今回は今年最後のブログということで、初めてのブログ(酒問屋のまち「新川」について ~加島屋社長に聞く~)にご登場いただいた加島屋さんの廣岡社長とともに、2023年を振り返ってみたいと思います。

廣岡社長とは、朝の通勤途中でお詣りする新川大神宮でお会いしたことがきっかけで知り合うことになりました。

 

今年はどんな一年でしたか?

今年はどんな一年でしたか? 加島屋社長と2023年を振り返る!
~12月27日には「樽酒祭」も開催!~

 

今年はコロナが落ち着いてきたことが一番良かったです。徐々にですが、予定していた行事も戻ってきました。ありがたいことです。

8月には深川八幡祭り(本祭り)が6年ぶりに開催されました。12日の「神幸祭」、翌13日の「各町神輿連合渡御」も通常どおり行われ、何よりだったと思います。

10月に行った新川大神宮の例大祭では、式典の後に「直会(なおらい)」を行ったのですが、「新川締め」以外はコロナ前と同様に行うことができ、例年以上の賑わいを見せました。

また、10月末には、“現代版酒廻船”が神戸港を出港し、東京・竹芝船着場まで2年ぶりに「灘の酒」を運びました。

そして、12月27日には今年最後の行事として「樽酒祭」を開催します!

例大祭はいかがでしたか?(10月17日)

例大祭はいかがでしたか?(10月17日) 加島屋社長と2023年を振り返る!
~12月27日には「樽酒祭」も開催!~

 

10月17日(火)に新川大神宮の例大祭を行いました。

午前11時から境内で式典を行い、その後、11時40分ぐらいに隣にある酒フーズ健康保険組合のビルに移動し、「直会(なおらい)」を行ったのですが、今年は例年以上の参加者(約200名)が集まり、大変な盛り上がりを見せました。

「直会(なおらい)」のメインイベントが「新川締め」です。コロナ前までは一つの杯を回して飲んでいましたが、今年は参加者全員の杯(専用杯)を用意し、「惣花」から始めて、新川大神宮に奉納しているお酒を順番に飲んでいただきました。今年はほとんどの方が最後までいらっしゃって、盛況のうちに閉会しました。

 

※ 「直会(なおらい)」は新川大神宮への信心があれば、関係者でなくても参加できると伺いましたので、来年はぜひ参加して「新川締め」を体験したいと思います。

“現代版樽廻船”の到着式にも出席されました!(11月5日)

“現代版樽廻船”の到着式にも出席されました!(11月5日) 加島屋社長と2023年を振り返る!
~12月27日には「樽酒祭」も開催!~

 

灘から江戸へ樽酒を運んだ樽廻船「下り酒」の再現ということで、“現代版樽廻船”(ヨット)により、神戸から東京へ「灘の酒」を運ぶイベントがありました。

その“現代版樽廻船”は、10月29日(日)に神戸港を出港、11月5日(日)に東京・竹芝船着場に到着し、到着式が行われました。主催者側としてその到着式に出席したのですが、「灘の酒」の鏡開きや試飲会に加え、新川大神宮の紹介も行い、「下り酒」の文化を楽しんでいただくイベントとなりました。イベントの最後には、新川大神宮の総代全員で「新川締め」も披露しました。

樽酒は、船に揺られながら東京に着く頃にはちょうど良い飲み頃になっており、会場でいただいたお酒はいつもより格別美味しいものでした。

7代目・廣岡正司さんが中央エフエム「新川に学ぶ!“つうべえ”への道!」に出演されました!(9月26日)

7代目・廣岡正司さんが中央エフエム「新川に学ぶ!“つうべえ”への道!」に出演されました!(9月26日) 加島屋社長と2023年を振り返る!
~12月27日には「樽酒祭」も開催!~

 

9月26日(火)に中央エフエム「Hello! RADIO CITY」の「新川に学ぶ!“つうべえ”への道!」(江戸最大の酒市場と呼ばれた新川の歴史や伝統をお酒にまつわるゲスト共に探求するコーナー!)に出演しました。その前のゲスト、今田商店4代目・今田健夫さんからのご紹介によるものです。このコーナーは8月に始まり、今回が2回目ということでした。

番組の中で、大切な ”あの一杯” としてお酒にまつわる思い出を紹介する場面があったのですが、彼が選んだのは、当社の登録商標の日本酒『惣花』(そうはな)を、私の父(彼の祖父)と飲んでいたとき、「昔、永代通りには都電が走っていて、新川の停留所を降りるとお酒の香りがしたもんだよ」と教えてもらったシーンでした。これは私も父から教えてもらった話でして、以前もお話したことがあったと思いますが、新川で生まれ育った酒問屋の息子として、忘れられない記憶となっているのだと思います。

 

* 写真はナビゲーターの新宮志歩さんと。新宮さんは正司さんがお持ちした新川大神宮の御守を手にされています(ご本人のご了解を得たうえで掲載しています。)。

いよいよ来週は「樽酒祭」が開催されます!(12月27日)

いよいよ来週は「樽酒祭」が開催されます!(12月27日) 加島屋社長と2023年を振り返る!
~12月27日には「樽酒祭」も開催!~

 

12月27日(火)午前10時30分から15時頃まで、新川大神宮(http://shinkawadaijingu.or.jp/)で「樽酒祭」を行います。本祭は、酒問屋のまち「新川」を盛り上げようということで発案され、これまでコロナの間も中断することなく、今年で5回目の開催となります。

出展される樽酒は、江戸時代に灘や伏見で造られ、江戸に運ばれた「下り酒」ということで、白鶴(白鶴酒造株式会社)、日本盛(日本盛株式会社)、白鹿(辰馬本家酒造株式会社)、大関(大関株式会社)、沢の鶴(沢の鶴株式会社)、白雪(小西酒造株式会社)の6銘柄です。すべて新川大神宮でご祈祷済みの二斗樽での量り売り(全銘柄720ml、税込み2,000円)となります。なお、祭は樽酒がすべて売り切れたら終了となります。ちなみに昨年は日本盛が一番に売り切れました。

 

 加島屋社長と2023年を振り返る!
~12月27日には「樽酒祭」も開催!~

 

樽酒以外にも、新川大神宮特製のトートバッグやクリアファイルのグッズ販売もあり、今年は酒升の販売も予定されています。

 加島屋社長と2023年を振り返る!
~12月27日には「樽酒祭」も開催!~

昨年は、新川大神宮が1945年(昭和20年)に戦災で消失し、1952年(昭和27年)に再建して70周年の年でしたが、来年は、新川大神宮が1625年(寛永2年)に創建して400年目に入る記念すべき年となります。

来年はコロナのことを気にせず、さらに楽しくお酒が飲める環境となり、業界も一層繁栄するようになればよいと思っております。

皆さま、ぜひ12月27日は、酒問屋の守護神、新川大神宮の「樽酒祭」にお出かけください。

 加島屋社長と2023年を振り返る!
~12月27日には「樽酒祭」も開催!~

※ 私も毎年「樽酒祭」で色々な銘柄を購入し、お正月の御神酒として、その鼻腔をくすぐる杉樽の香りとフレッシュな味わいを楽しんでいます。皆さまも、この縁起の良い御祈禱酒をお求めになられたらいかがでしょうか。ご繁盛!(ゴハンジョウー!)

おわりに

おわりに 加島屋社長と2023年を振り返る!
~12月27日には「樽酒祭」も開催!~

 

4月の「酒問屋のまち「新川」について ~加島屋社長に聞く~」からスタートして、毎月1本ずつ全部で9本。新川または新川に関係のあるブログを書いてきました。

振り返ってみますと、最初はインタビュー記事を中心にと思っていましたが(6月に出演させていただいた中央エフエムの番組でもそう申しましたが)、取材のタイミングやスケジュール調整がなかなか難しく、気が付けば、「新川に架かる橋(架かっていた橋)」について書いていました。
元々、キャンプやハイキング等のアウトドアが趣味で、川などの水辺が好きだったこと、中央区には歴史的価値の高い橋が今もたくさん残っていること等から、ブログの対象が橋になっていったのだと思います。
心がけたことは、橋の歴史、昔の写真を出来るだけ掲載したり、また、自分自身が橋の諸元や構造に興味を持ち、それらを調べて紹介するようにしました。間違ったことは書けないので、毎日のように京橋図書館にも通いました。スタッフの皆さまには大変お世話になりました。

さあ、今年もあとわずかとなりました。今回を含め、4月からブログをお読みいただきまして、誠にありがとうございました。2024年、来年はまた新たなチャレンジをしたいと思っています。皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。

 

※ 年末のご多忙の中、加島屋・廣岡社長には取材にご協力いただきまして、誠にありがとうございました。また、多くの写真をご提供いただき、掲載させていただきました。重ねて御礼申し上げます。