入一地蔵尊菩薩・入一観世音菩薩 盂蘭盆供養
元の八丁堀を埋め立てた場所が現在の桜川公園です。
公園の一画に地蔵尊菩薩と観世音菩薩が祀られています。
八丁堀駅に近く、公園脇を通勤で利用する人も多く結構認知されています。地元の人だけでなく、よくお参りしている方を見かけます。
元々は何処にあった菩薩様でしょうか。すっとこどっこいが子供の頃は三体共八丁堀に流れ着いたありがたい仏様だと聞かされた気がしました。後年アド街ック天国で取り上げられた時、管理されてた長老には一体の地蔵尊菩薩は間違いなく堀に流れ着いたものだと聞かされました。つい最近、別の方から聞いたお話によると、地蔵尊菩薩は入舟町にあったものだ。戦争中、空襲が続いていていつ焼かれるかわからないので堀の中へ避難してもらっていた。戦後忘れられていたが東京オリンピックの前頃に堀の埋立が始まった時、水の中から発見されたそうだ。そうゆう話でいいじゃないかとも言われました。
では観世音菩薩二体は・・・? 不明のことが多いのが実態ですがロマンがあって素敵です。
猛暑の続く7月6日の土曜日に 入一地蔵尊菩薩・入一観世音菩薩 盂蘭盆供養 が行われました。
盂蘭盆 は ”うらぼん” と読みます。お盆のことです。
毎年、東京のお盆の前のこの時期に供養をおこなっています。
一体の地蔵尊菩薩と二体の観世音菩薩の前にお供えと幕を飾り、焼香台を準備します。
築地本願寺から住職にお出で頂き、読経をしていただきました。
住職の読経のあと、集まった方々に参拝していただきました。
よちよち歩きの子供、車椅子の老婦人、杖でやっと歩く地元の老紳士、たまたま横を通ったので参拝してくれた方。暑い中大勢の人が・・と思っていたら雨雲が広まり雷鳴も聞こえ始めました。
今回は90名近い方々に参拝いただきました。ぎりぎり雨はなんとか避けられました。
住職より仏様についての講話がありました。そのころ雨がパラつき始めました。片付け終わったら稲光とともに大雨になりました。
供養することで仏様のご加護があったようです。