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自治体として（東京でいうと23区とか都下とか）に限定して調べたところ
自治体としては西日本が「ちょう」が多く　東日本「まち」が多い傾向がある様です

東京に関しますと自治体で区や市ではなく町が付く自治体は5個。そしてその全てが「まち」と読む様でした
https://www.metro.tokyo.lg.jp/link/link04.html

瑞穂町（みずほまち）
日の出町（ひのでまち）
奥多摩町（おくたままち）
八丈町（はちじょうまち）
大島町（おおしままち）

この原因について、東京都などに聞いてみたのですが、理由はわからないと回答でした

調べたところ、江戸時代、原則的に「まち」が武士、「ちょう」が町人という区分があったとのこと。

江戸時代　武士が住んでいた場所は「まち」
大手町（おおてまち）は大名屋敷が建ち並ぶ武家の町であった
小川町（おがわまち）は旗本の武家屋敷が立ち並んでいた
御徒町（おかちまち）は下級武士が住んでいた場所。徒士（かち）とは、騎乗ではなく、徒歩で戦う下級武士のことを意味するという。
などなど、色々なこぼれ話が舞い込んできました。

話が逸れてきたので、中央区に話を移します。

人形町（にんぎょうちょう）は近くに芝居小屋や歌舞伎小屋が立ち並び、人形遣いが多く住んでいたため人形町
茅場町（かやばちょう）は江戸城拡張工事の際に神田橋付近の茅商人を移して市街を開いたことに由来するとされているから茅場町

というノリで、旧日本橋区の地名に日本橋を冠する町名はほとんどが「ちょう」読み
すなわち、旧日本橋区は町人の街だったということが地名からも伺うことができます。


ちなみに私、個人的に街歩きが好きで中央区以外にも
千代田区や文京区などを散策したりツアーに参加することあるのですが
ここには武家屋敷があった的なお話を聞くことが多いのですが、中央区内では聞いたことがあまりありません。

これは筆者は子供のころからかなり気になっていたこと。
まず、中央区のホームページを見てみたところ

「京都の室町にならったという説と商家が多く集まっており、その土蔵（室）が立ち並んでいたためという説があります。」（引用：中央区ホームページ）
https://www.city.chuo.lg.jp/a0043/kusei/gaiyou/choumei/nihonbashi/hongokucho.htmlとのことです。

その他にも個人的に、本の森ちゅうおうで色々調べていたのですが、文献によれば下記の情報ありました

「室町の名の由来は判然しない。或は京都の室町に倣ったというが、此附近には京都の地名を移したものも少く、或は人の集つて居る所を「群（むり）」といひ「ブリ」といひ、又「村」といふのと同類動義の「ムロ」といふ古い言葉を用ひたのものではなかろうか
引用：新修　日本橋区史　上巻

とのことで
昔の文献でもはっきりとは分からない様です


謎が多いみたいでいまだにはっきりしたことはわかっていないみたいです。
武家屋敷が立ち並んでいた。。。みたいな資料はあまり無く、現代も続く老舗と呼ばれるような商家が多かったのにもかかわらず「まち」が付いている場所の様です。

あまり需要があるのかは正直わからないのですが。。。
中央区における「町」が付く地名をまとめてみました（「丁」ではありません）
※個人調べですので、ミスなどはご容赦ください

日本橋エリア：まち→1 日本橋室町　
　　　　　　　ちょう→17　日本橋本町　日本橋富沢町　日本橋久松町　日本橋馬喰町　日本橋大伝馬町　日本橋小伝馬町　日本橋小舟町　日本橋人形町　日本橋堀留町　日本橋浜町　日本橋茅場町　日本橋箱崎町　日本橋蛎殻町　日本橋兜町　日本橋本石町　日本橋小網町　日本橋横山町　　　　　

京橋エリア：まち→0 
　　　　　　ちょう→1　　明石町　（新富町や宝町は駅名）

月島エリア：まち→0
　　　　　　ちょう→1　　豊海町