べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 異聞 35
~ 志水燕十 ~
リモートで、愛する中央区をナビゲートします、rosemary sea です。
NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」第33話、蔦重が命を狙われましたね。
新之助と長谷川平蔵に救われましたが、新之助さんかっこよかったです。
「蔦重を守れて良かった。俺は世を明るくする男を守るために生まれてきた。」と。
また、終わりの解説では「常盤橋門跡」が出てきました。
「千代田区」となっておりましたが、中央区との境にあります。
※ 常盤橋門跡につきましては以前の記事をご覧ください。
⇒ 2025年5月1日『「祈りの幕が下りる時」 キーとなる12の橋、ご紹介します ④ 4月 常盤橋』
33話登場人物につきまして申し上げますと、
シリーズ29蔦重、シリーズ23喜多川歌麿、シリーズ⑥長谷川平蔵、シリーズ25てい、シリーズ27つよ、富本斎宮太夫(とみもといつきだゆう:次回)、そしてシリーズ⑱田沼意次、シリーズ⑩平賀源内(回想)。
今回は「志水燕十(しみずえんじゅう)について語ります。歌麿登場(実は子役から染谷将太さんに替わっての引継ぎ再登場)とともに、もうかなり前の18話に出てきていましたね。
燕十さん、蔦重と親しかった=中央区族、ということにさせていただきます。
なお、冒頭画像は日本橋蛎殻町2-4-1、水天宮の手水鉢です。
それでは・・・
志水燕十は・・・
画像は日本橋人形町1-12-11、茶ノ木神社の手水鉢です。
享保11年(1726年) ー 天明6年(1786年)
絵師・狂歌師。狂歌では裏町斎(うらまちさい)、奈蒔野馬乎人(なまけのばかひと)、志水つばくらなどと名乗りました。
絵は鳥山石燕に師事しました。
「志水」は根津清水町(現在の文京区根津)に住んでいたこと、「燕」は師匠の石燕から一字をいただいた、「十」は10歳で入門したことからのネーミングです。
武士出身で、大田南畝と出会ったことで戯作者になりました。
蔦重とは戯作者として黄表紙でタッグを組みました。
ですが晩年に罪を犯し、それがもとで筆を折ったようです。
燕十は成長した喜多川歌麿を蔦重に紹介しました。
つまり、歌麿と蔦重を再び結びつけたのは燕十、といわれています。
「べらぼう・・・」での志水燕十は・・・
画像は日本橋人形町2-15-2、松島神社の手水舎です。
「作者求む」の張り紙をきっかけに蔦重とつながる戯作者。
ー NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」ホームページ より ー
18話に「北川豊章(きたがわとよあき)」、もしくはその関係者として登場しました。
「べらぼう・・・」では北川豊章=志水燕十、捨吉(すてきち)=喜多川歌麿として描かれています。
加藤虎ノ介さんが演じています。
大河には2010年の龍馬伝、2012年の平清盛、2013年の八重の桜と出演していました。久々大河復帰です。
画像は日本橋人形町2-25-20、末廣神社の手水舎です。
・・・NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」、わかりやすく浅く広く、時には深く掘り下げていきたいと思います。
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