2025 鐵砲洲稲荷神社 御鎮座1185年例大祭


ゴールデンウィーク期間中の5月2日~5日、都内の夏祭りの先陣を切って、鐵砲洲稲荷神社(湊1)「令和7年御鎮座1185年例大祭」が斎行されました。 3年に1度の本祭りでは、王朝装束を纏った「鳳輦·本社神輿渡御」(神幸祭)、氏子17町会の神輿が勢揃いし練り歩く「氏子町会神輿連合渡御」などが挙行され、伝統と賑わいを味わえますが、陰祭りの今年は、2日 鳳輦·神輿神霊奉還祭、3·4日 奉納囃子·演芸、4日 献茶御奉納、5日 鳳輦·神輿神霊還御祭 新富座こども歌舞伎奉納公演のほか、4日には銀座1丁目東町会の神輿渡御が執り行われました。 午前の部は9:30に京橋公園(銀座1)を発輿し、鐵砲洲囃子が先導し、半ば鐵砲洲稲荷神社でお祓いを受け、新富1、入船1、湊1、湊2、入船2、入船3、新富2の町内を練り歩き京橋公園に帰輿。 午後の部は13:10に京橋公園を発輿し、歌舞伎座前を経由し京橋公園に帰輿する順路で、旧木挽町の銀座1、銀座2、銀座3、銀座4の町内を巡行します。 歌舞伎座前では晴海通り車道北側を東進後、万年橋西交差点で反転し、車道南側を西進し、三原橋交差点で再度反転し、木挽町通りを北上します。歌舞伎座のシンボル 唐破風屋根·入母屋造大屋根·櫓·垂幕を背に、正面入口前での "差し上げ" シーンは神輿渡御の醍醐味が味わえる見せ場で、担ぎ手の連帯感と高揚感が高まり、沿道の大勢の見物客から喚声が上がります。 鐵砲洲稲荷神社の起源は平安初期に日比谷入江奥に祀られた産土神に遡ると伝わり、その後、江戸の町の埋立ての進行と発展に伴って幾度かの遷座を経て、明治初年以降、現在地に鎮座し、関東大震災後昭和10年に現社殿が造営され、平成27年 平成の大改修により、富士塚の修復と参集殿が新築されました。