東京ダンボ

「松屋銀座をもっと知ろう! 温故知新ガイドツアー」 
新たな発見満載でした。

松屋銀座開店100周年を記念して、松屋銀座の店内を巡るツアーが開催されるということでGW中に参加してきました。

ご案内してくださったのは、松屋を中心に松屋グループ一筋40余年のキャリアを持つ、東京ファッション専門学校校長・田代健さんで、ご覧のようなダンディーな紳士です。

東京ファッション専門学校は松屋銀座の前身・松屋呉服店の和服裁縫部が発祥で、1913年(大正2年)の創立以来、今年で110年以上の伝統を誇る松屋グループの服飾専門校で、100周年を迎える松屋銀座よりも長い歴史を数えているとのことに、まずは大きな驚きです!

 「松屋銀座をもっと知ろう! 温故知新ガイドツアー」 
新たな発見満載でした。

田代校長のガイドのもと、松屋銀座の店内を巡るツアーは、秘密の名物スポットや通常はお客様にはご覧いただけない店舗の裏側を、解説つきで探検できる特別なツアーでした。

松屋銀座の屋上に龍光不動尊が祀られていることはご存知の方も多いと思います。この中には写真の左側にある綺麗に着色された不像明王がいらっしゃるそうです。

鎌倉時代に作られた不動尊を、成田山新勝寺ゆかりの名工により数年前に着色を施し直したとのことです。

 「松屋銀座をもっと知ろう! 温故知新ガイドツアー」 
新たな発見満載でした。

この不動尊の真下、デパート1階中央部の天井には帝釈天を示す梵字が掲げられていることをご案内いただきました。

 「松屋銀座をもっと知ろう! 温故知新ガイドツアー」 
新たな発見満載でした。

右側の帝釈天像は京都の東寺講堂にある国宝帝釈天像です。

この帝釈天に仕え、東西南北を守る守護神が四天王で、東方を護る持国天(じこくてん)、西方を護る広目天(こうもくてん)、南方を護る増長天(ぞうちょうてん)、北方を護る多聞天(たもんてん)からなります。

松屋銀座の1階四隅には下の写真の梵字が掲げられています。

 「松屋銀座をもっと知ろう! 温故知新ガイドツアー」 
新たな発見満載でした。

東の守護神、持国天は従業員スペース内のため確認できませんでした。

四天王の梵字は1960年代から、帝釈天の梵字は2001年の改装時に掲げられたとのことです。

この他、松屋のエレベーターに使われている数字やアルファベットは松屋独自の松屋フォントで、1978年のCI(コーポレート アイデンティティ)変更時に作成されたものとのことや、従業員棟の軒下に燕の巣があり、毎年子育てをしていること等をご案内いただきました。

 「松屋銀座をもっと知ろう! 温故知新ガイドツアー」 
新たな発見満載でした。

従業員スペースへも足を踏み入れさせていただきました。松屋銀座本館5階から渡り廊下で従業員棟へ行くことは、普段は絶対にできない体験でした。

従業員棟内では、社内表彰されている方が写真付きで飾られていたり、社員食堂が整備される等、とてもアトホームな印象を受けました。

松屋は銀座と浅草にしかない東京ローカルなデパートです。次の100年に向けて社内が一体となっていることが感じられ、これからも応援したい気持ちで一杯になりました。

本当に楽しいツアーでした。ありがとうございました。