rosemary sea

べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 異聞 41
  ~ 烏亭焉馬 ~

リモートで、愛する中央区をナビゲートします、rosemary  sea  です。

 

NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」第39話、ついに、ついに刑罰が下りました。北尾政演(山東京伝)さんは手鎖(てじょう)50日の刑、そして蔦重さんは身上半減(しんしょうはんげん:財産の半分を召し上げられること)を申し渡されました。

しかし蔦重さん、ここからリベンジです。「身上半減店」を逆にキャッチフレーズとして売り上げを復活させます。

ですがこれには妻の、朱子学にも詳しいていさんの命乞いが功を奏したようです。「どうか儒の道に損なわぬお裁きを願い出る次第でございます」と。

痛快なのは長谷川平蔵さん、葵小僧を捕縛しました際の言葉「火付盗賊改(ひつけとうぞくあらため)、長谷川平蔵である」、輝いていました。

そしてラストでは、日本橋小伝馬町にある伝馬町牢屋敷跡(てんまちょうろうやしきあと)が紹介されました。

 

39話に登場しましたのは、

シリーズ29蔦重、シリーズ23喜多川歌麿、シリーズ25てい、シリーズ27つよ、シリーズ21大田南畝、シリーズ⑬北尾政演(山東京伝)、シリーズ39宿屋飯盛、シリーズ⑥長谷川平蔵、そしてシリーズ⑧鶴屋喜右衛門、そしてそしてシリーズ⑤須原屋市兵衛。

 

今回は「烏亭焉馬(うていえんば)」をご紹介します。16話、34話に登場しました。

戯作者として登場の焉馬さんの生まれ・その後の生活は本所相生町、現在の墨田区緑ですから東日本橋の先の墨田区両国の隣り。中央区から足を運ぶことが容易な地区ですね。大田南畝さんの家も作った、大工さんでもあります。

 

なお、冒頭画像は東日本橋2-27-9、初音森(はつねもり)神社、2階の鈴です。

それでは・・・

 

烏亭焉馬は・・・

烏亭焉馬は・・・ べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 異聞 41
  ~ 烏亭焉馬 ~

画像は銀座1-5-14、幸(さいわい)稲荷神社の右の狛狐です。

締まっていて、狭くて小さい扉、その扉のガラス越しに撮影しました。

 

寛保3年(1743年) ー 文政5年(1822年)

戯作者・浄瑠璃作家。落語中興の祖ともいわれる。

「烏焉馬(うえんば)」という言葉をもじって名にしたもの。

烏・焉・馬、書く際に間違えやすい3文字であるとされ、「書き違い」を意味する。

この他、「立川焉馬(たてかわえんば:本所相生町を流れる堅川【たてかわ】を名に入れたもの)」、「立川談洲楼(だんしゅうろう:市川團十郎をもじったもの)」、「談洲楼焉馬」、「桃栗山人柿発斎(ももくりさんじんかきはっさい:桃栗三年柿八年をもじったもの)」、「鑿釿言墨曲尺(のみのちょうなごんすみかね:大工道具を並べたもの)」などと名乗ってもいた。

歌舞伎年代記「花江都歌舞妓年代記(はなのえどかぶきねんだいき)」や、狂歌集「今日歌白猿一首抄(きょうかはくえんいっしゅしょう)」、洒落本「通人の寝言」、黄表紙「天狗礫鼻江戸子(てんぐのつぶてはなのえどっこ)」などの著書がある。

 

「べらぼう・・・」での烏亭焉馬は・・・

「べらぼう・・・」での烏亭焉馬は・・・ べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 異聞 41
  ~ 烏亭焉馬 ~

画像は同じく幸稲荷神社の左の狛狐です。

 

落語家の六代目柳亭左龍(りゅうていさりゅう)さんが演じています。

「りつ(安達祐実さん:吉原の女郎屋「大黒屋」の女将【おかみ】)の夫の友人で浄瑠璃作家」と、NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」ホームページでは紹介されていました。

 

・・・NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」、これからも応援していきたいと思います。