田園調布にかつて日本橋にあった老舗の屋号が…
日本橋交差点。
かつてこの交差点一角には東急百貨店日本橋店がありました。
今はコレド日本橋。
その向かい、今は東京日本橋タワーが聳え、その前には滋賀県のアンテナショップがあります。
(写真は2015年撮影・道路標識横のビルは赤木屋証券)
かつてこの場所には「赤木屋証券」がありました。(2025年現在、赤木屋証券は存在していません)
昭和バブルを経験した投資家の方であれば懐かしい屋号ではないかと。
そんな屋号に似た屋号が田園調布にありました。
「赤キ屋」
こちらはフラワーショップ。
赤木屋証券とは資本関係等、全く関係はありませんが…実はこんなご縁が。
赤キ屋HPから引用しますと…
~もともと日本橋に「赤木屋証券」という証券会社があり、田園調布駅前にスーパーを作りました。その⼀⾓で花を売っていたのが初代祖父です~
先代のお話からだと、スーパーというのは赤木屋証券の創業者の奥様が赤木屋食料品店を開店、その一角で初代が創業された、ということのようです。
その後、太平洋戦争を迎えることに。
終戦間近この辺りも米軍機による空襲にあったとのこと。
今の田園調布からは想像もできませんが、戦後はこの辺りも食糧難。
大変な時代を乗り越え、今や国内有数の高級住宅街、そんな街並みの潤いに「赤キ屋」さんは一翼を担っています。
赤木屋証券は廃業前、赤木屋珈琲として、喫茶業に業態変更をしました。
wikipediaの一部から、証券業を経営していた当時から顧客を待たせてしまって申し訳ないという思いから、その待ち時間を利用して顧客に珈琲を振る舞うサービスを行っていた。これが喫茶業進出のルーツ、とあります。
顧客を大切にする、そんな想いが「赤キ屋」さんにも紡がれています。
現在の4代目上野社長は、私のビジネスにおいて大変お世話になっている方です。
仕事柄、お祝い花を取引先に送る時がありますが、TPOに合わせた花造りをしていただいております。
空間に潤いと粋を創りだす、そんなフラワーアーティストです。
創業は1929年、2025年現在、あと4年で100周年!を迎えられます。
100年を迎え、さらにこの想い、紡ぎ続けていただきたいですね。
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