「闇市と都市―Black Markets and the Reimagining of Tokyo」@高島屋史料館TOKYO
どうも、苔です。
日本橋にある高島屋史料館TOKYOにて開催中の「闇市と都市―Black Markets and the Reimagining of Tokyo」に行ってきました。
最近、街の成り立ちに興味を持っていたところに、このような企画展が開催されるという情報を入手したので、これは行かねばと思い、馳せ参じた次第です。
企画展では主に新宿の闇市(マーケット)の様子が紹介されています。終戦直後の商売人の泥臭くもたくましい姿や、街の移り変わりの様子が写真とともに展示されていて、数十年前の東京からこんなにも変化があったのかと目をみはるばかりでした。
地域によってはマーケットが1,000軒近く並んでいたというのも想像以上でしたし、規模が大きくなると露店型ではなく木造長屋型の施設になっていたというのも、初めて知りました。
また、「闇市」というと、その言葉の通り少しダークなイメージを持ったり、あまり触れてはいけないタブー的な部分だと考えていたりする方もいるのではないでしょうか?
確かに、闇市には非公式な商品が並んでいたり、暴力事件が発生したりするなど、表立って話すのは憚れるような側面があるのも事実です。
一方で、緻密に作られた組織体制があり、警察や行政とも連携して問題が起きないように配慮されたシステマチックな構造があったのには驚きました。
戦後の文化や街の移り変わりに興味のある方や、新宿に馴染みのある方にオススメしたい企画展です。
会期も長く、入場も無料ですので、是非機会があれば訪れてみてください。
企画展情報
闇市と都市―Black Markets and the Reimagining of Tokyo
会期:2025年9月13日(土)〜2026年2月23日(月祝)
開館時間:10:30〜19:30
入館料:無料
場所:高島屋史料館TOKYO4階展示室(中央区日本橋2−4−1 日本橋高島屋S.C. 本館)
休館:火曜(祝日の場合は開館して翌日休館)、年末年始:12月31日(水)〜1月2日(金)
Webサイト:https://www.takashimaya.co.jp/shiryokan/tokyo/
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