2026「初春大歌舞伎」始まる
2026年のお正月公演が始まっています。今年も新国立劇場、新橋演舞場、浅草公会堂そして歌舞伎座、4座での歌舞伎公演です。初芝居は新国立で久々の「鏡山旧錦絵」の通しを見ましたが、全劇場既に制覇の友人によるとどこも満員の盛況とのこと。映画「国宝」人気で若い観客がどこも増えているようです。若い世代の方々が歌舞伎の魅力を体感していただく機会を増やすため歌舞伎座も「U25当日半額チケット」を昨年10月公演から始めています。どの等級も空いてる席が当日半額になるという魅力的な企画です。(25才に戻りたい)
今日は夜の部Bプロの日です。「女殺油地獄」の与兵衛を幸四郎・隼人が、そして殺される豊嶋屋お吉を新悟・米吉のダブルキャストでの上演が話題です。与兵衛を当たり役にしていた仁左衛門が平成21年(2009)6月歌舞伎座公演で「一世一代」として演じてから17年。幸四郎・隼人は仁左衛門から、新悟・米吉は孝太郎から指導を受けたそうです。今日の隼人は細身で長身なので見た目昔の孝夫(仁左衛門)にそっくり。花道から登場したところでビックリ。最後の豊嶋屋の場での油にまみれながらの壮絶な殺しの場が有名ですが、「殺し」の場さえも美しく見せる「歌舞伎の美学」は歌舞伎の真骨頂を感じさせてくれます。油まみれの与兵衛が花道から引き上げるので花道近くの席には「かぶりもの」のビニールが配られていました。
新年から「芸の継承」ということをしみじみ感じさせられた舞台でした。
夜の部は七之助の「女暫」と「鬼次拍子舞」。「鬼次」は昨年話題となった「べらぼう」で写楽の大首絵「大谷鬼次の演じる奴江戸兵衛」に出てくる名前です。解説によれば「寛政5年に河原崎座で初演される時、長田太郎を三世大谷鬼次が演じたことによりこの初演の鬼次の名から「鬼次拍子舞」という通称になっている」そうです。年が明けるとすっかり話題にならなくなりましたが、ちょっと思い出してしまいました。
初春大歌舞伎の千穐楽は25日 (19日休演)
昼の部 11時開演 「當午歳歌舞伎賑」「蜘蛛絲梓弦」「実盛物語」
夜の部 16:15開演 「女暫」「鬼次拍子舞」「女殺油地獄」
チケットのお問い合わせはチケットWEB松竹、チケットホン松竹 0570-000-489まで
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