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カーシェアリングやシェアリングエコノミーという言葉は日常的に耳にするようになりましたが、まだあまり聞きなれない「フードシェアリング」。
皆さんはこの言葉からどんなことをイメージしますか？

文字通り解釈すると、「食べ物を分けて食べる」ともとらえがちではありますが、実際は、飲食店で売れ残ったり予約キャンセルが発生したりして廃棄することになった飲食物を、通常の値段よりも安く提供することで、フードロス削減を試みることです。
既存の「フードバンク」に続き、今年になってから導入企業が増え、今注目されている取り組みの一つでもあります。

今回利用した「TABETE」は、閉店間際など、まだおいしく安全に食べられるのに廃棄の危機に面している食事を「食べ手」とつなぎ、最後まで売り切ることを応援するプラットフォームです。
お店をお気に入り登録しておくと、随時「フードレスキュー依頼」が届くようになります。
レスキュー対象の飲食物は、写真や説明付きで予め確認することができ、レスキューするか否かという重要な判断材料になるのではないでしょうか。

（レスキュー依頼画面）

画面上で引取予定時間と個数を入力し、予めクレジットカードでお支払いを済ませます。

（お支払い完了画面）

その後はお店に向かい、画面を提示してお目当てのものを引き取ります。
まさに需要と供給がマッチする現代ならではの取り組みといえます。

引取先でお支払いが発生せず、単にお弁当を受け取るだけでレスキューが完了するので、このように非常にスムーズに利用できるサービスだという点も、便利だと感じたポイントです。

今回初めて訪れたBENTO LABOさんは、小伝馬町駅の近くに位置しており、昨年11月30日にオープンしたというもう少しで1年になるお店です。
しかし、ただのお弁当屋さんではありません！
体調や健康のお悩みを解決できるきっかけをお弁当で提案し、発信しているのです。
周囲を見ていても、ビジネスパーソンの多くは忙しさやストレスのあまり、食に気をつかうことが難しくなってきているように思います。
そのため、BENTO LABOさんは改めて本来のお弁当の良さを見直す機会を与えてくれる画期的な取り組みをしているといえます。

（レスキューしたお弁当とBENTO LABOさんの外観）

レスキューした飲食物の留意点は、「早めに食べる」ということです。
というわけで、帰宅し早々にいただきます！

レンズ豆の食感が効いたポークビンダルーでしたが、それよりなによりご注目いただきたいのが原材料欄です。
市販のお弁当には食品添加物が多く含まれていますが、こちらのお弁当にはそれがゼロ！
これは安心して食べられますね♪

また、数種類のおかずの入った和風お弁当のレスキュー依頼がかかることもあります。
しかし、あえてポークビンダルー（ポルトガル人がインドのゴアにもたらしたカレー）を選んだ理由は、ルドラさんという方から教わったというポークビンダルーの味が気になったからです。
有名なシェフが監修したレシピのもとつくられた料理は勿論人気ですが、家庭料理や郷土料理といわれるものほど、家庭によって異なるレシピやこだわり、伝統があります。
さらに、有名シェフの味を楽しめる機会は多いですが、家庭の味を楽しむ機会はほとんどありません。
フードレスキューを機にこのような料理に出会えたことも、何かの縁なのではないかと思います＾＾
中央区内にお勤めの方で、フードロス削減に協力したい、食品添加物の少ないお弁当が食べたいという方、ぜひBENTO LABOさんをチェックしてみて下さい！

特派員ブログでは、先輩特派員いのちゃんが中央区内のカレーについて詳しくお書きになっています。
カレー好きさんは合わせてご覧ください♪

※取材および記事執筆にご協力をいただきましたアグリホールディングス株式会社のご担当者様、CoCookingのご担当者様、誠にありがとうございました。

BENTO LABO
住所：東京都中央区日本橋堀留町1-3-11
営業時間：11：30～14：00（※フードレスキュー時はTABETE上の情報をご確認ください）
電話番号：080-7679-3011
公式ウェブサイト：https://agri-hd.com/

食生活を気にするビジネスパーソンに朗報です！
BENTO LABOさんでは、前日17時までに連絡をするとお弁当5個まで、当日11時までに連絡をすると3個までのお取り置きが可能です。
営業時間内の来店が難しい方には嬉しいサービスですよね♪
その他、会議弁当やイベント等の事前のご予約も可能で、上記電話番号にお気軽にご相談くださいとのことでした。