中央区で出会う古都奈良ーその1-
2017年7月に銀造さんのブログで「天空の神社」として紹介されていたギンザコマツビルの屋上にある三輪神社へ行ってきました。それまではそこに神社があることは知りませんでした。
由緒
最古の神社の一つ、奈良県桜井市の大神神社、大和国の一の宮です。三輪山を神体山としていて、三輪明神、三輪神社とも呼ばれています。国造りの神話に出てくる大物主大神がご祭神です。
銀座の三輪神社は、ギンザコマツビルの社長、小松敬氏が大神神社に関心を持ち、平成4年に建立しました。ビルのリニューアルに伴い平成24年から一般公開されています。
大神神社と同じように社殿はなく、盤座が置かれ、周りにはナギ、サカキ、モッコクが植えられています。
また、鳥居は三つ鳥居で、都内でも向島の牛島神社とともに2つしかありません。
参道
三和土(ミワタタキ)で、3種の素材を組み合わせて作った土製の板で舗装されています。製作には泰明小学校の児童も尽力しました。庭園内には2011年、泰明小学校6年生のタイムカプセルが埋められています。
手水鉢
京都大文字山の太閤石を井桁の形に組み合わせ、手水鉢の左には、水を浄化すると言われる紅梅を、右には小松家の家紋の梶の木が植えられています。
屋上庭園には芝生が敷き詰められ、南方守護の朱雀に因んで孟宗竹と、桐の実を食すと言われる鳳凰の故事から桐の木が植えられて、静かで清々しい空間です。
ギンザコマツビル西館7階 中央区銀座6-9-5
公開は11:00~20:00 (ビルに準ずる)