ニュージーランドの魅力がいっぱい!
入船の新カフェ・バーAjito.N
こんにちは。アクティブ特派員のHanes(ハネス)です!
最近急に冬らしくなってきましたが、皆さんお変わりありませんか?
私はここのところ入船周辺をよく歩いていたのですが、数か月前からトップの写真にある可愛い羊を道端で見かけるようになりました。
「これはきっと羊が多くいる国に関するカフェに違いない!」と思い、早速取材に行ってきました♪
ナチュラルで、アレルギー持ちの方にもやさしいAjito.Nさん
今回お世話になったのは、ナチュラルな外観からして穏やかな気持ちにさせてくれるAjito.N(アジト.エヌ)さん。
数ヶ月前に入船にオープンしたばかりの比較的新しいニュージーランドをテーマにしたカフェ・バーです。
こちらを経営・運営する3名の女性の皆さんはニュージーランドで暮らした経験をお持ちで、そのうえとても気さくで話しやすく、ついつい長居したくなります。
まずは、居心地のよい店内の様子をご覧ください♪
どこか温かみがあることは写真からも伝わるのではないでしょうか?
そのようなカフェ・バーではニュージーランドに関する食べ物や飲み物を中心に提供しています。
ニュージーランドに行ったことはありませんが、まずオーツ好きの私の目に留まったのがこちら!
お店の方の手作りだというコーンミール、オーツ、ココナッツ、デーツシロップでできているANZAC Biscuit(アンザックビスケット)。
聞きなれないANZACという言葉がどうしても気になり、お店の方にお聞きしたところ、ANZACとは、第1次世界大戦中に結成された「オーストラリア・ニュージーランド軍団(オーストラリアン アンド ニュージーランド アーミー コープス)」の頭文字だと教えていただきました。
しかし、そこで会話が終わらないのがニュージーランド滞在経験のある皆さんによって運営されているAjito.Nさんなのです!
まず、このビスケットは日持ちし、栄養価が高いことから、戦地に赴く兵士達のために母や妻が焼くことが多かったそうです。
そして、話は歴史的一場面へと展開します。
遡ること1915年4月25日、オーストラリアとニュージーランドの両国が初めて大規模な戦争に参加した時のこと。
ダーダネルス海峡の要害であるガリポリ半島攻略のため、英国軍と共に上陸作戦を決行...
しかし作戦は失敗し、3万人以上の死者(そのうちの4分の1はオーストラリア人兵士)を出しました。
多数の死者を出しながらも勇敢に戦ったことは英国メディアで称賛され、ANZACは両国で英雄視されるようになりました。
私自身、ふと訪れた中央区内のカフェ・バーにてここまで学べるなんて思っていませんでした!
「訪れるたびに、新しいニュージーランド情報が入手できるのでは?」と期待が高まります。
歴史好きなものでついついビスケットの裏話が長くなってしまいましたが、肝心のお味はと言いますと、素材のナチュラルな味や甘みを最大限に引き出しているような甘さ控えめの仕上がり。
また、市販のビスケットの何倍も厚みがあるので、食べ応えもあります♪
このビスケットの他には、毎朝手作りされているマフィンやスコーンがオススメです^^
珍しい軽食系の味も提供していらっしゃるようで、どのような味が店頭に並ぶかはその日のお楽しみ♪
海外のベーカリーやカフェにありそうなラインナップで、小腹がすいたときに試してみたいと思いました。
またお店の方のお話によると、ニュージーランドの飲食店では、一般的にアレルギー対策をしていることから、Ajito.Nさんでもアレルギーをお持ちの方も召し上がれるメニューを提供しています!
コーヒー注文時にミルクを豆乳やアーモンドミルクに変更できるだけではなく、卵、牛乳(乳製品)、小麦粉を使わないメニューがあるうえ、ラクトースフリーやシュガーフリーをも意識しています。
例えば、バナナローフケーキは卵不使用、コーンミールブレッドは小麦粉不使用。
さらに、現在はそれらの材料を使用していても、後々不使用のメニューを作る等、検討していらっしゃるとのこと。
アレルギーがあり外食がしづらい方、特に訪日観光客の方で英語でアレルギーについて確認したいという方には、今後ご紹介したいと思いました♪
そしてランチタイムには、ソーセージとオニオンソテーのクロックムッシュ、パンポットシーフードチャウダー(限定5食)、OZZOパスタ入りパスタグラタンスープ等、ランチセット(1200円)等が楽しめます。
コーヒーまたは紅茶もついてくるのが嬉しいです♪
一方、飲み物からもニュージーランド要素が見て取れます。
まずは、ニュージーランドで焙煎しているコーヒー「オールプレス」。
その他、オススメメニュー「マヌカハニーレモンスカッシュ」と「デーツアーモンドミルクラテ(ホット・アイス)」もニュージーランドらしいですよね。
ホストファミリーの影響でデーツが好きになり、取材時にはデーツアーモンドミルクラテ(ホット)を注文。
ほんのりと感じるデーツの存在は勿論のこと、最も感激したのは、ラテがカップの7割~8割ではなく、文字通りたっぷり上まで入っていたこと!
些細なことかもしれませんが、こういうことって結構嬉しいですよね♪
そして、カフェ・バーの皆さんは英語が話せるということで、海外からのお客さんもいらっしゃるんだとか♪
先日の夜、カフェの横を通った際に、海外からのお客さんたちと盛り上がっている様子が目に入ってきました。
お客さんとの交流があり、常連客がいる等、いかにも海外の街角にありそうな雰囲気でした。
珍しいニュージーランドグッズ
美味しそうなメニューが目白押しのAjito.Nさんは、内装もニュージーランドらしくこだわりが光ります。
こちらの棚には、今月上旬まで開催されていたスポーツの祭典を思い起こさせるニュージーランドグッズがずらり。
少し前に話題になったニュージーランドの39プロモーションに関する39バッグもあり、ついつい近くで見させていただきました♪
その他、店内随所には羊、カメ、ヤモリをはじめとするニュージーランド要素がちりばめられています。
お手洗いには、ニュージーランドでマヌカハニーを生産する養蜂所を営むお知り合いの方からいただいたというリッチなマヌカハニーの香りが楽しめるキャンドルやミツバチが描かれた鏡が^^
スウェーデン発祥の岩塩rivsaltもおしゃれにディスプレイされており、素材へのこだわりも伝わってきます。
調理場の壁には、Kia OraならぬTi Oraというニュージーランドの豊かな自然とマオリ族の知識を凝縮したハーブティーの缶や、ニュージーランドのウイスキーの箱も飾られており、これがまたおしゃれ♪
ニュージーランド好きさんは見逃せないカフェ・バーなのではないでしょうか^^
エコへの取り組み
そんなAjito.Nさんは、ニュージーランドの味と装飾にこだわっているだけではないんです!
おしゃれな部分にも、実はエコな取り組みが隠れていました!
こちらの美味しそうなマフィンの下に敷いてあるクロスのようなものにご注目ください。
なんとこちら、「エコラップ」と呼ばれ、クロスの表面に蜜蝋が塗られており、水洗いして干すことで何度も使える優れもの。
保湿性があるので、サラダボウルを覆ったり、ランチ用にサンドイッチを包んで職場に持っていくなんていう時に便利だそうです♪
勿論使い方や頻度によりますが、蜜蝋がはがれてきたらアイロンで補修することが可能で、1年くらいもつんだとか。なんてエコ!
日本でも徐々に普及してきているようなので、私も1枚欲しいと思っています^^
こちらの黄色いエコラップは、よく見ていただくと蜂の巣模様になっているんです♪
シンプルさと可愛さが共存しており、楽しくエコな取り組みができるのではないでしょうか。
さて、最近は国を挙げて使い捨てプラスチックを減らそうとする取り組みが世界中で見られるようになってきました。
コーヒーショップやコンビニのプラスチック製カップは、毎日のように出るプラスチック製の廃棄物です。
少し前からより環境にやさしい紙のカップに変更したお店もあり、日本、そして中央区内でもお店ごとに環境にやさしい取り組みが広がってきているようです。
そんな中、Ajito.Nさんではもう1つエコな取り組みをしています。
それが、食品コンテナを持参すると10円引きしていただけるというもの!
テイクアウトをご希望の方は、マフィンやビスケットを入れる容器を忘れずに♪
ニュージーランドが感じられ、エコな取り組みもしているAjito.Nさんは、中央区にお住いの方、お勤めの方、そして八丁堀や築地周辺のまち歩きをする方にオススメできるカフェ・バーです。
一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
ご紹介店舗情報
Ajito.N(アジト.エヌ)
住所:東京都中央区入船1-4-9 ※お子さんも喜ぶ羊の置物が目印です^^
営業時間:月~金 7:30~20:30(月は18:00クローズ)、土(不定期オープン)9:00~17:00
定休日:主に日・祝
公式ウェブサイト:http://picpanzee.com/ajito.n
公式Twitter:http://twitter.com/ajito_n
公式Instagram(オススメ):http://Instagram.com/ajito.n
お忙しい中取材にご協力くださいました皆様、誠にありがとうございました。
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