写真家、林忠彦の銀座(戦後の記憶)inノエビア銀座ギャラリー
戦中、戦後を通じ第一線で活躍した写真家、林忠彦氏(1918~1990)の写真展が2020年1月14日(火)~3月27日(金)まで銀座7丁目並木通りの「ノエビア銀座ギャラリー」で開催中です。開催時間は午前10時~午後6時(土・日・祝日は午後5時まで)。入場は無料です。
写真家、林忠彦氏は、山口県徳山市(現・周南市)に祖父が明治30年(1897)に開いた「林写真館」の長男として生まれました。戦中戦後を通じ雑誌のグラビアページを中心に第一線で活躍しました。特に銀座のバー「ルパン」で撮影した太宰治や坂口安吾ら作家のポートレイトを始め人物写真で知られています。
上の写真が林忠彦氏の代表作、太宰治のポートレートです。昭和21年(1946)銀座5丁目のバー「ルパン」で織田作之助を撮っていたところ「俺も撮れよ」と言われて、一つしか残っていないフラッシュバルブを使って撮影したという有名な逸話が残っている作品です。
1940~1950年代に銀座で撮影された23点の写真が展示されています。その中には、「石原慎太郎と裕次郎兄弟」「田中英光」「織田作之助」「坂口安吾」「大江健三郎」「五味康祐」のポートレートもあります。林忠彦は「写真ほどリアルに後世に残るものはない」という言葉を残しています。生涯、人間とその生活を写すことにこだわり、時代を記録した林が、戦後の混乱期から復興期において写した銀座界隈のスナップ写真を通じ、時を経ることで深まるさまざまな意味合いを感じてください。
ノエビア化粧品のテレビCM「コスメティックルネッサンス」シリーズで女性美を象徴的に表した「切れ長の瞳」、「大ぶりのイヤリング」、「タイトなまとめ髪」の独特なタッチで描かれた日本女性は、鮮烈な印象を与えました。そのイラストレーション作家 鶴田一郎氏の「2020年度版ノエビア化粧品の卓上カレンダー」をご来場お一人様に一部プレゼント中です。但し部数が限られているため「なくなり次第終了」ということですので、お早めにご来場ください。
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