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2020 佃四稲荷神社初午祭

 2020 佃四稲荷神社初午祭

 旧佃島地区には稲荷神社が3ヵ所4社鎮座しています。     壱部(上町)には、住吉神社境内社のひとつで、明治2年に大伝馬町1丁目より遷座したとされる「入船稲荷神社」、弐部(下町)には、森孫右衛門一族が奉祀した屋敷神が発祥とされる「森稲荷神社」、参部(東町)には玉垣の刻銘に元漁師町の面影を残す「浪除稲荷神社・於(御)咲稲荷神社」。

初午(祭)とは、全国に約3万社あるとされる稲荷神社の総本社 京都 伏見稲荷大社に祭神が降ったと伝わる、2月の最初の午の日の祭祀ですが、佃四稲荷神社では、今年は暦通り、2月9日に斎行。   10:00から、参部・弐部・壱部の順で、太鼓の音が響くなか、住吉神社平岡宮司により、初午祭修祓式が執り行なわれました。                     江戸時代からの伝統である、芝居などの台詞や成句などを捩(もじ)った地口(駄洒落の意)絵行灯(ゑん満舌の力もち=縁の下の力もち 他)が境内を飾っています。                神饌として、油揚げの他、酒、海の幸、山の幸等々が供えられ、赤地に白く各稲荷神社名を染め抜いた数多くの奉納旗が風になびき青空に映え、佃小橋と並び船入堀に映り込む景観は印象的です。