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2020 オカメザクラ開花中

 2020 オカメザクラ開花中

 日本橋本町 あじさい通り のオカメザクラが見頃を迎えています。オカメザクラは、イギリスのサクラ研究家コリングウッド・イングラムがマメザクラとカンヒザクラを交配して作出したとされる園芸品種で、花弁はマメザクラに似て小さく、花色はカンヒザクラの形質を受けてか、濃いめのピンクで、特に咢が濃い紅色で目立ち、控えめに俯き加減に咲き、風情があります。                 ”オカメ” に関しては、古くは、ふくよかな体型の女性は豊穣、徳を表わし、所謂 "美人" の条件とされていた時代もあり、日本女性美のシンボルとして名付けられたと考える説が有力のようです。   樹高もさほど大きくならず、枝も横に広がらないため、スペースが限られた場所の街路樹や、狭い庭のシンボルツリーとして重宝され、花の小ささを生かして盆栽にすることもあると聞きます。  あじさい通りのオカメザクラは、当初26本からスタートしたとされますが、現在は千代田区との区界の日本橋本町4丁目まで約700mにわたりずっと桜並木が続きます。