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「なつかしい風景」~佃の渡し~

                                    (写真提供:中央区立京橋図書館「佃の渡し」)

11月11日(水)まで、「第13回中央区まるごとミュージアム2020」のイベントとして月島図書館で小展覧会「なつかしい風景~佃の渡し~」が開催中です。

「佃の渡し」は、徳川家康の招きにより、江戸に下ってきた摂津国西成郡佃村(現大阪市西淀川区佃)の漁師が、1644(正保元)年に鉄砲洲東の干潟を埋め立てた「佃島」に移り住み、翌1645(正保2)年に、対岸の鉄砲洲との間をつないだ渡しが「佃の渡し」です。明治に入ると個人による有料渡船として運営されていましたが、1926(大正15)年に東京市に移管され、1927(昭和2)年には渡し賃が無料となり、手漕ぎ船から蒸気船になります。そして1964(昭和39)年8月27日、佃大橋の開通式と同時に最後の渡船を終え、300年以上続いた歴史に幕を下ろしました。

 

 「なつかしい風景」~佃の渡し~

上の写真は会場です。佃の渡しについて、初めから終わりまでを、古地図、浮世絵、写真及び絵画等の貴重な資料を駆使してわかりやすく丁寧に説明してあります。写真撮影は禁止ですが、興味のある方は是非おいでください。勿論入場は無料です。また「月島の渡し」「勝鬨の渡し」についても展示されています。

・日    時:11月4日(水)~11月11日(水)9:00~17:00(最終日は15:00終了)

・場    所:月島図書館 会議室(月島4-4-1月島区民センター3階)

・最寄駅:有楽町線・大江戸線「月島駅」10番出口すぐ

・問合先:℡03-3532-4391(月島図書館)