2021 河津桜開花
隅田川沿いの新川公園(新川2)隅田川テラス中央大橋北東袂の陽当たりの良い植樹帯に植栽されている3本の河津桜が開花しました。河津桜はカンヒザクラとオオシマザクラの自然交配種とされ、花色は桃色ないし淡紅色で、ソメイヨシノと比較すると、花弁の赤味が強いのと早咲きが特徴です。桜のシーズンの先陣を切って、通常、 2月上旬頃から咲き始め、約1ヶ月後満開になり、パッと咲いてパッと散る、潔さや儚さの象徴とされるソメイヨシノと違い、満開状態を一定期間持続し、見頃シーズンが長いのも特性のひとつです。 満開を過ぎると花は散らないものの、葉が出て、花の勢いが落ち色褪せるため、六~八分咲きの頃が一番綺麗な花姿とされます。 開花時期はその年の天候に大きく左右され、開花予想は直前までなかなか読みにくいと聞きます。 河津桜の由来となっている静岡県賀茂郡河津町には、約4kmにわたる河津川沿いの約850本の桜並木を中心に、町全体で約8,000本が植えられ、菜の花とのコントラストも楽しめ、毎年多くの観光客で賑わいますが、今年は新型コロナ感染症防止のため、第31回「河津桜まつり」は中止となり、桜見物の来訪も自粛が呼びかけられています。