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2021 大寒桜にメジロ

 2021 大寒桜にメジロ

 永代橋西詰め南側 隅田川テラスの早咲きの「大寒桜(オオカンザクラ)」が開花中です。                     オオカンザクラはカンヒザクラとオオシマザクラの交雑種と考えられており、樹高は5~10m程に、樹冠は大きく広がり、葉より先に、淡紅白色の、半開状の花を俯き加減に付けるのが特徴とされます。                    埼玉県川口市安行(あんぎょう)にあった原木から全国に広まったので、「安行寒桜」とも呼ばれ、一般的な桜 ソメイヨシノに先立つ、早春を代表する桜のひとつに数えられます。          この時期、メジロがチィーチィーと地鳴きしながら、花蜜を求め枝を飛び回る姿を眺めるのも楽しみのひとつです。        メジロ(目白)は、目の周りの白色部(アイリング)が和名の由来ですが、白い羽毛で刺繍されたような形状から「繍眼児(小さいもの)」とも表記され、スズメより小さく、上面は黄緑色で、愛らしい仕草は、ウグイスと共に、春を告げる鳥として親しまれています。                                  育雛期は虫も捕食しますが、花の蜜や果汁を好み、筆状になった舌先で絡めた蜜を口に運ぶようです。   樹上に押し合うように並んで止まる習性があり、「多くのものが隙間なく並ぶこと」「物事が集中してあること」の喩え "目白押し" の語源となったとされます。