古地図を見ながら妄想しよう~蜊(あさり)河岸と士学館
こんにちは。
まちあるき大好き!「初心者目線でわかりやすく」がモットーの、
新人特派員・おでかけニャンコです。
京橋公園の桜も、見ごろですね。
この公園は、震災復興でつくられた公園のひとつです。
ここに、こんな説明版があります。
江戸時代から、このあたりは蜊(あさり)河岸と呼ばれていました。
あさりがたくさん採れたのでしょうか。。。。あさりのおいしい季節にぴったりの名前ですね。
さて、地図「蜊河岸」の下に、「桃井春蔵」と書かれています。
ここには、江戸三大道場の一つ「士学館」がありました。
ところで・・・
江戸三大道場って何??
幕末期に大人気だった、江戸の剣術道場です。
一つは、桃井道場「士学館」。土佐藩の武市半平太らが通っていました。
もう一つは、「玄武館」・・・ぴんと来ない人でも、「坂本龍馬が通った千葉道場」と聞くと、ああ~と思うのではないでしょうか。
そして、「練兵館」・・・九段坂にあり、長州藩の桂小五郎や高杉晋作らが通っていました。
土佐藩築地邸は、中央区役所のところにありました。(説明板があります)
いかつい藩士たちが、住まいの中央区役所を出て、
相引橋(三吉橋)をわたって、京橋公園に、人気の剣術の稽古にやってくる
・・・そう思うと、ちょっとほのぼの親近感がわきますね。
さて、この地図を見て、白魚橋の右側の八丁堀に
「なんで橋がかかってないんだろう?」
と思いませんか。この理由には諸説あるようです。
でも、もし桃井道場で働いていて、堀の向こうの「八丁堀の旦那」に用事があるときは、
真福寺橋をわたって、
白魚橋をわたって、
弾正橋をわたっていかないといけないから、
・・・なんかのんびりしちゃいますよね。
説明板にある地図で、いろいろ妄想しながらまちあるき。
春にびったり、おすすめです(笑)