蛎殻町の松

銀座線・日比谷線が「火の国」を駆ける!

出張先で少し自由な時間ができたとき、皆さんは何をしますか?
私は、迷うことなく、その地域の鉄道を存分に味わうことにしています。
写真には、中央区の皆さんが見慣れた銀座線日比谷線の車両が並んでいますね。
ここは、東京からはるか遠くの熊本市。
熊本電気鉄道で、銀座線を走っていた01系と、日比谷線を走っていた03系が、現役で活躍しています。
私が着目したのは銀座線01系。車両は大きく2つの点が改修されています。一つ目は、電気を取り入れる方法。銀座線では「第三軌条」という地面のレールの横にある3番目のレールから電気を取るのですが、熊本電鉄は車両の上にある架線から電気を取るため、パンタグラフが新たに取り付けられました。二つ目は、レールの幅。銀座線のレールの間隔は「標準軌」といわれる1435mmで、新幹線とも同じです。これに対して熊本電鉄は「狭軌」といわれる1067mmで、JR在来線と同じです。このため、台車部分が交換されました。
遠く離れた土地で、見慣れた車両が第二の人生を送っている姿を実体験として味わうことができて、とても満足できました。鉄道ファンとして、かなりマニアックな観光と自覚しております。
中央区観光協会特派員の皆さまで、このような分野がお好きな方いらっしゃれば、ぜひ情報交換させていただきたいです^^