廃材・端材からはじまる世界
日本橋高島屋本館4階の一角に小さな資料館があります。観光協会特派員ブログでも特派員さん達が「装飾をひもとく」の展覧会をご紹介されていました。
今回は高島屋創業190周年を記念して「クリエイティブ リユース」見たことあるけど、見たことない。と題して再利用をテーマに展示されています。
クリエイティブリユースとは?
生産、流通、消費の過程で出てしまう廃材や端材を丁寧に分類・整理して、素材として利用し新しく生かすことです。
ミュージアム・エデュケーション・プランナーの大月ヒロ子さんが古民家を改装して開設された国内初の拠点「IDEA R LAB」は岡山県倉敷市にあり、ワークショップなどを通して全国で普及活動をされています。
見たことあるけど、見たことない。
廃棄された電球の繊細な美しさは昆虫のアクセサリーに。飛び立ちそうですね。
ファスナ―が生まれ変わったのは、バッグです。ポーチやアクセサリーなど、形や色の面白さが様々なものに使われていて人気者です。
ぬいぐるみは集めて縫うとこんなかわいい椅子に。
見たことあるのは、廃材や端材の物たち、それだけでは使えない物が集められています。見たことないのは、それらを組み合わせたりつないだりすることによって、別の物に生まれかわった姿です。
モノと人との新たな関係
日本人は昔から道具を何かに見立てて別の用途で使うのが得意でした。きれいに仕分けされた素材を見ていると、そんなDNAが刺激されて、ふと手に取って、自分も何か作れそうな気がしてきました。
高島屋資料館TOKYOの日吉美生様、いろいろ教えて頂いてありがとうございました。
クリエイティブリユース 2021.8.29(日曜日)まで
高島屋資料館TOKYO 4階展示室 入館無料
〔開館時間〕11時~19時 〔休館日〕月・火曜日
※写真の展示は前期の分です。6月16日から後期の展示がされていて、クリエイターの作品も紹介しています。