歩いて渡ろう! 朝潮運河八橋めぐり
こんにちは、新人特派員の「たけちゃん」です。早いもので3回目のブログ投稿です。
朝潮運河は「佃・月島・勝どき・豊海地区」と「晴海地区」の間を流れ、東京湾に注ぐ約2,200メートルの運河です。この運河には歩いて渡れる8本の橋が架けられています。これらの橋は、年月を経た橋もあれば、ここ数年で架けられた橋もあり、新旧入り混じった橋を短時間でまわれるオススメの散歩コースです。
それでは朝潮大橋、朝潮橋、晴月橋、桜小橋、トリトンブリッジ、黎明橋、黎明大橋、朝潮小橋をてくてく歩いて渡ってみましょう。
1 朝潮大橋(あさしおおおはし)
今回のスタート地点は月島駅3番出口。
出口を出たらぐるっと回れ右、後方の初見橋交差点を右折して、朝潮大橋(下流側)の歩道を緩やかに上っていくと、目の前に豊洲(江東区)のオフィスビルとタワーマンションが現れます。
左手遠方には東京スカイツリー、橋のすぐ隣には「高潮から都民の生命・財産を守ります」と力強く書かれた佃水門。右手には、これから渡る朝潮運河の橋たちが見えます。後ろを振り返ると、車道部分が佃大橋まで続いているのがわかります。
運河を渡り終え春海橋が見えてくると道は右側へ大きくカーブします。若緑色の歩道橋階段で地上に降りましょう。都立晴海総合高校の横を歩いて、朝潮橋をてくてく目指しまましょう。
2 朝潮橋(あさしおばし)
朝潮運河の晴海側は現在「朝潮運河護岸上部修景工事」の最中でした。対岸の工事はすでに終わり、右の写真の通り運河沿いの散歩道となっています。
朝潮橋のたもとは桜の名所。たくさんの方が桜をカメラにおさめています。
近くの晴海中学からは、春休み中にもかかわらず吹奏楽部の練習が聞こえてきました。※撮影は2022年3月27日です。
3 晴月橋(せいげつばし)
月島側から晴海側へ晴月橋(せいげつばし)を渡ると、晴海側左手は「さくらの散歩道」、右手は「晴海トリトンスクエア」が見えます。これまで私は「はるつきばし」と思い込んでいましたが、正しくは「せいげつばし」でした。
トリトンスクエアには運河沿いにたくさんのベンチがあるので、ここで一休みしましょう。ちなみにトリトンスクエア前には「朝汐運河専用橋」という橋が架けられていますが、ここは渡れません。
4 桜小橋(さくらこばし)
桜小橋は2017年10月に開通した比較的新しい橋です。勝どきと晴海をつなぐ歩行者&自転車専用橋で、調べてみると「勝どき駅周辺の歩道の混雑緩和と災害時の避難路確保のためにつくられた橋」だそうです。
シンプルに見える橋ですが、トリトンスクエア前の広場と橋がスムーズにつながっていて、車椅子の方や自転車の方への配慮が感じられる人にやさしい橋で、2019年には「土木学会デザイン賞の優秀賞」を受賞しています。
5 トリトンブリッジ
近未来的なデザインの「動く歩道専用橋」つまり”エスカレーターで移動できる橋”です。のんびりと朝潮運河の景色を眺めながら対岸に渡れる、楽しいアトラクションのような“乗り物”です。
海外の友人に「運河に架かるエスカレーターの橋」の話をしたら、「It's amazing(すごいね!)」と言って感心してました。おそらく「世界でも例のない運河にかかる動く歩道専用橋」なのだと思います。
6 黎明橋(れいめいばし)
黎明橋はトリトンブリッジのすぐ横にあります。黎明橋から黎明大橋に向かうには、黎明橋上流側を渡りトリトンスクエア横の「晴海歩道橋」を上るか、もしくは勝どき方面に橋を下り、東河岸通り横断歩道で渡り、下流側の歩道を歩いて渡る方法があります。
今回は下流側の歩道を渡ってみました。目の前の「朝潮小型船乗り場」からは花見用の屋形船特別便が乗船時間を迎え、たくさんの人で賑わっていました。
7 黎明大橋(れいめいおおはし)
「黎明橋公園」で桜を満喫し、運河沿いに「朝潮運河親水公園」へ進みます。朝潮運河対岸では、目の前で高層マンションの建設が進んでいます。「勝どき東地区地区計画 」によると、勝どき4丁目と晴海3丁目を結ぶ人道橋の建設が計画されているようです。
さあ残るはあと2本。2018年11月に開通した黎明大橋へ向かいましょう。運河沿いの遊歩道は、桜が満開でしたが、人はまばらでゆったりと桜を楽しむことができる穴場です。
8 朝潮小橋(あさしおこばし)
いよいよ「朝潮運河八橋めぐり 」もクライマックス。最後は「朝潮小橋」を渡りましょう。
東京湾とレインボーブリッジが見えて景色が抜群のこの橋は数々のTVドラマのロケ地としても知られています。橋の上には4つのベンチも設置されているので、ゆっくりと景色を眺めながら休憩できます。この橋から眺める夜景も最高ですよ。
お疲れ様でした!
※朝潮小橋の最寄駅は大江戸線「勝どき駅」、徒歩10分程度。